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温暖化ライター。仕事の依頼は、yohtap@gmail.com まで。 いろいろと面倒…

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温暖化ライター。仕事の依頼は、yohtap@gmail.com まで。 いろいろと面倒なこと、やっかいな書きにくいことも、がんばって書いてゆく所存です。 元は英仏の翻訳者。

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最近の記事

地熱発電に本気で取り組むと、地震予測の新次元が見えてくる?

台湾の地震の犠牲者のご冥福を祈り、被災地の一日も早い復興を祈ります。繰り返される地震被害。何も言えなくなる、言葉に詰まる、というのが実感。被害を深く悼み、その辛さに想いを馳せます。 いささか無神経に聞こえるかもしれませんが、今回地震という巨大なエネルギーについて考えてみたいと思います。 私の前の記事で着目したのが、地面の下の大きなエネルギー、地熱発電。 日経にも先日記事が出ました。 基本的には、原発に代わる、ベースロード電源として期待するものです。 インドネシア、フ

    • 地球はそのままエネルギーだ(2)日本近海のレアアースと地熱資源を掘り出せ!!

      昨夜の「居間からサイエンス」。東大の先生が、南海の南鳥島近く海底から、大量のレアアースを発見したという内容。ネオジムなどEVにも必須の重要鉱物ばかり。2034年には製品に使えるようにという話。 レアアースは17種の元素。レアメタルの一分野だ。中国が今シェアの大部分を持っている。だが、海底の調査はまだこれから。5600メートルの深さも上昇水流を作って掘り出せるという。 https://utf.u-tokyo.ac.jp/project/pjt124 実際、海底のことはまだ

      • 水、光、そして地球もそのままエネルギーの塊だ

        エネルギー、エネルギーと、血眼になっている。石油、ガス・・・。しかし、考えると、光はまずエネルギーだ。 あふれていて、地球を成立させている。そしてまだ、光合成が一体何なのか、誰も知らない。 光は謎めいている。 光電反応といって、太陽光発電のもとだが、光が当たるだけで電気が発生する。その原料は、ケイ素と言ってとても多い。 水も、実はエネルギーなのだ。水素にせずとも、上から落とすだけで電気ができる。空から落ちてくる唯一の重さのあるもの、雨と雪。 ビルの上に水を溜めて、それを落

        • ネットワークを作ること自体に、エネルギーを作る力がある 

          あいかわらずGoogleAIのGemini(旧Bard)を使っている。昨日、一番効率のいいエネルギー生産法を聞いたら、面白い答えが出てきた。ネットワークを創れというのだ。 網の目で小さなエネルギー生産所をつなぎ合わせ、お互いに余ったところから足りないところへエネルギーを回す。小さな蓄電所も随所に。そうすると大きく無駄が省け、エネルギーを作ったのと同じ効果が出る。 「ネットワーク発電方式」。 これは災害にも強く、考えてみれば人間社会も同じこと。あちこちに応用できる。 たと

        地熱発電に本気で取り組むと、地震予測の新次元が見えてくる?

        • 地球はそのままエネルギーだ(2)日本近海のレアアースと地熱資源を掘り出せ!!

        • 水、光、そして地球もそのままエネルギーの塊だ

        • ネットワークを作ること自体に、エネルギーを作る力がある 

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        • 温暖化
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        記事

          温暖化通信0314 オッペンハイマーと核融合

          しばらく更新していなかった。最近の雑感。 昨日滋賀県のCO2ゼロ推進課に電話した。 滋賀県、嘉田知事も再エネに前向き、現三日月知事も同様。だが、それほど再エネが多いとも言えない。風力は少し、地熱はゼロ、小規模水力少し、要は太陽光の今後。 湖上ソーラーについては言葉を濁し、まだ河川法で禁じられていると。その気になれば改正できる。 原発事故で、琵琶湖の水が汚染される最悪事態を避けるためにも、ぜひ今から検討してもらいたい。 面白そうと思い見たが、この動画から、水素製造にはまだま

          温暖化通信0314 オッペンハイマーと核融合

          琵琶湖ソーラー発電計画はなぜ中断されたか その課題と未来

          前の記事の続き。 2022年中止されたと聞き、最初は戦争が影響したのかと勘繰った。だが世界的に水上への展開は始まっていて、日本でもいずれは本格化するのは間違いないようだ。AIは何でも教えてくれ、研究する人は多く、東大、京大にも研究する人はいるようだ。 京セラはこの分野の日本のトップで、千葉ですでに日本最大のものを動かしている。そのページ。 水面に設置する水上太陽光発電所って何?ため池が発電所? | 太陽光発電・蓄電池 | 京セラ (kyocera.co.jp) 台風で一度

          琵琶湖ソーラー発電計画はなぜ中断されたか その課題と未来

          夢の琵琶湖上ソーラー発電所開設へ!

          明るくやろう!夢を見よう!二年の準備、三年後に100枚浮かべる!琵琶湖水上ソーラー研究所、開設へ! 水上のソーラーパネル、三井住友が東京湾でやろうとしている記事によれば、2度水面温度を下げられる。三井住友建設や京セラが主導して、水上ソーラーが本格化し始めている。(京セラは、千葉の池で。) だが、琵琶湖でそれは可能か? 漁業と環境保全、そして水温の問題だ。 普通なら、変なもので湖面にフタをして漁業の妨げになるのは許されない。だが、温暖化の進行がある。やろう、やりたい、やるべ

          夢の琵琶湖上ソーラー発電所開設へ!

          1000の解決策⑦ 燃やす世界と決別せよ 火から、水を中心に据えた文明へ

          燃やし、蒸気を作ってタービンを回す。それが多い。鉄の高炉。ごみの焼却。暖房も、本当は燃やさずにできるのに。(エンジンは今は油圧だが、たとえば原発でも、莫大なエネルギーで、「お湯」を沸かし、それでタービンを回すのだ!知ってましたか?) 考えると、戦争すら、爆薬は火薬。燃やさずに、水を使えば。もめ事を、火力でなく、水で、冷やして、包んで、治める。火は男、水は女? 世界を、水で包め。水素もその一つ。 直観だが、火の文明から、水を使う文明へ。 ということで、単純に「水力発電」で

          1000の解決策⑦ 燃やす世界と決別せよ 火から、水を中心に据えた文明へ

          1000の解決策⑥ 堆肥づくりと竹紙 身近でできること

          まず、この引用部分を読んでもらいたいのです。 「多くの人は知っている話かもしれない。だけど「ごみ」=「燃やすごみ」の方程式を疑いもせず日本で生きてきた私は知らなかった。友人から話を聞く3年ほど前まで。もちろん(焼却施設の:筆者が追加)保有数もダントツで日本が世界一なのだ。日々分別しているプラスチックも一部は一緒に燃やされている。 一方、私が今暮らすまち、米国西海岸のポートランドでは、Gabbage、Compost、Recycleの3種類に分けて自治体による回収がなされてい

          1000の解決策⑥ 堆肥づくりと竹紙 身近でできること

          政治のデジタル改革は、時間の問題。金の要らない選挙で日本政治2.0への道

          派閥の金、パーティー券、政治資金規正法・・・。そもそも、パー券なんて禁止してない時点で終わってるんじゃない?何の使い道か決まってない金 。「政策支援金」としてのみ企業献金は許すべき。たとえば「能登地震復興支援金」。使途が明確なら、安心だ。 だいたい、政治に金がかかる、かかるというのがおかしい。誰が、街宣車や紙のポスター、パンフレット、今時ほしい?禁止すべき。 ネットで大きくやり、演説会もネットで生配信。そのほうが、はるかに聴衆は多い。アメリカ並みに、公開討論会も。どうだ!正し

          政治のデジタル改革は、時間の問題。金の要らない選挙で日本政治2.0への道

          EVと従来車では、スマホとガラケーぐらい違う 新しい世界が一瞬見えた!!

          地震に雪害、次々起きるが、進化する世界のほうも、見ておきたい。 さすがにもう、ガラケーで十分という人は減った。 EVも、そういう世界を呼ぶ。 なにより、GX(グリーン、脱炭素)がDX(デジタル革命)と重なってしまうところがスゴイ。そうなる。車のつくりが家電なので、色々できるようになる。 新未来、とかいう歌があったが、そこまで来ている。 ホンダがソーラーパネル搭載車のモデルを見せたが、給油せずに走り続けられる。 なにより、イラン、ロシアなど産油国の立場が弱ると、戦乱が収まる可

          EVと従来車では、スマホとガラケーぐらい違う 新しい世界が一瞬見えた!!

          大雪に対する発明も急務。溶かすのは簡単、水になり、どこかに流す?

          滋賀に大雪が降って、これで琵琶湖水位低下もいったんは解決。だが3月ごろから暑くなるので、また蒸発し始めるし・・・。やはり水源としての雪、山だけでなく平地でも溜めたい。 昔から、屋根上や大雪の関ケ原あたりの道路上に、電熱線を引き、大雪の時熱して、雪を解かす仕組みを考えた。単純な仕組み。調べてみたら、とっくに実在する。融雪装置、道にも屋根にも。お湯か、電熱。 除雪車でウロウロやるって、アナログすぎないか?? コストを調べた。1kmあたり500万~2000万円。40キロ、大阪-

          大雪に対する発明も急務。溶かすのは簡単、水になり、どこかに流す?

          躍進する水上ソーラーパネル その2

          千葉で事故はあったが、事故とは躍進の機会なのだ。 架台の工夫は、今後も進むだろう。とても良いものができると思われる。 インドネシアの例。 https://new.abb.com/news/ja/detail/110347/abb-shores-up-reliable-power-supply-at-southeast-asias-largest-floating-solar-plant シンガポールもフィリピンも。 日本では、千葉や香川に作られていたのに、あまり話題

          躍進する水上ソーラーパネル その2

          1000の解決策⑤ 水上ソーラーパネルが何もかも変える 世界を救うfloating solar panels

          考えれば考えるほど、ダム湖やため池に、ソーラーパネルを並べることは、良いことづくめだと思うようになった。水温上昇によるプランクトンの異常を防ぎ、蒸発過剰による水の目減りも防げる。 英語で検索かけると、世界ではかなり多くなった。一年前と大違いだ。floatong solar panels というのが最も一般化した呼称のようだ。 いくつも利点があり、一番大きいのは、蒸発量の制御。大雨が降るのは蒸発が多いせいだと知っているか。 リスク、津波だと壊れるが、台風程度ならしっかり設計し

          1000の解決策⑤ 水上ソーラーパネルが何もかも変える 世界を救うfloating solar panels

          どうにかして町ごとに、水を溜める仕掛けを作っておく 防災、保水と水の自律 能登地震に寄せて

          能登半島地震は、大勢の犠牲者、まだ援助の届かない地域のニュースとともに、現在進行形である。犠牲の大きさは痛ましく、今も被災者が心配である。(二次避難が始まり、ちょっと安心しました。) 一番印象的なのは、避難所で「水がない」との訴えを、頻繁に耳にすることなのは、皆共感されるのではないだろうか。 以前から、洪水、鉄砲水の地域でも、断水と水不足が起きることに気づいていた。今回は半島の地震。 貯水池、貯水庫、貯水槽を作るのは、原理的に単純なこと。予算と場所があればよい。とっさの

          どうにかして町ごとに、水を溜める仕掛けを作っておく 防災、保水と水の自律 能登地震に寄せて

          緊急提言!能登の避難所に、入浴室を!浄水所を!ドローン輸送本格実施を!

          ①入浴室 入浴ができないと、避難者が訴えるのは、生理的によくわかります。お年寄り、あったまりたい。健康上も必要。リラックス。考えると、バスタブを持ってきて沸かしたお湯で調整するだけ。部屋を仕切り見張りがつけば、のぞきもない。できませんか?人数が多ければ、お年寄り、病気のある人だけでも。 ②浄水所 いま、ネットで見ると、簡易浄水器、小さなものもタンク的なものも、数万円以下でいくらでもあります。取り寄せて、浄水する。水が得られます。今後自治体は、必ずタンク型の、数リットルはすぐ

          緊急提言!能登の避難所に、入浴室を!浄水所を!ドローン輸送本格実施を!