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50代のセカンドバージンから卒業記録⑤女性性の回復

オンナであることを認めていないオンナに女性性があるだろうか?

女性の包容力、母性愛、柔軟さ、おしゃべり好き、可愛さ、守ってあげたくなる、チャーミング

そんな形容詞にはほど遠い自分が過去にはいた。

キレイ、美人は
言われたことがあるが、
可愛いの形容詞はなかった。

褒められても、お世辞としか受け取れない。素直に「ありがとう」は言えなかった。
褒められる理由がわからない。
自分なんて
どうせ自分は
常に自分を否定する。

資格を取ろうと、
できることがたくさんあろうと、
「ない」
「出来ない」
ことにフォーカスする癖

ワタシには出来ない
ワタシにはない

なんでワタシばかり不幸なの?

常に不満。

そして、まわりのせいにして
自分と向き合うことを避けてきた。

自分の性
自分のカラダ
自分の考え方

化粧をしたり身支度するのに鏡を見るが
自分の裸を鏡に映すことはなかった。
映っていても、見ない。
醜いものは見たくない。
美しいなんて思いもしない。

自分の本心や感情にも蓋をした。
頑丈に。

自分の思っていることを口にして、嫌われたことがあってから、本心を言えなくなった。嫌われることが怖かった。
感情を出すことも同様に。

まわりの人や友達と上手くやっていくには自分を隠す。
自分の感情に蓋をする。

吐き出すことなく、飲み込む。

それが処世術と信じていた。

何を考えているかわからない

なにも考えないように
感情を持たないように
自分を失い、なきものに

自分が満たされず不満が募り
心も身体も枯渇していく。
満たされていないのに
周りに分け与えようとしていた。
(いい人と思われたい)

心身共にすり減らし
月経困難症は酷くなり
何もかもが思い通りににいかない。

セミナーや研修会、セッションを受けて
自己啓発本を読み漁り
引き寄せなどの本も読んだ。

そこに書かれていることは理解はできる。しかし実践しても上手くいかない。

そんなに上手くいくわけがない
そんなに簡単なわけがない
ワタシが成功するわけがない

理解できても、信じていなかった。
「言われた通りにやればいい」
そこには
「自分を信じてやる」
が欠如していた。

自分を信じていなかったのだ。
自分を愛する
自分を大事にする

ことができなかった。

優先すべきは
相手。
相手の反応、評価、どう思われるかだ。

自分の気持ちは置き去りにされていた。

セミナージプシーとなり、
いろいろ受講した。
腑に落ちるものはなかった。

自分を大事にする
感情に従う

セミナーを通して知り合ったり
友達に紹介された仲間
人との出会いが
ワタシの世界を変えて行った。

「自分の内側と向き合う」
「自分は本当は何がしたいのか?」

心の内側にいる「無邪気な子ども」と対話ができるようになって行った。
最初は、薄暗い部屋にひとりぼっちで膝を抱えて拗ねていた。
それが少しずつ部屋を歩き回るようになり、窓を開けたり、表情が明るくなる。
何かしたくてしたかない感じになって
自らドアを開けた。
外には道があり、明るい世界に道はずっと先まで続いていた。
ドアから一歩外へ出て、その道を歩きだす。
しばらく進むと羽が生えて、空を飛んでいった。
「もう大丈夫。自由だから」
と姿が見えなくなり、
家には戻ってこなかった。

そのあたりからワタシ自身にも変化があった。
できることはたくさんある。
やれることではなく
やりたいこと好きなことをやってみよう
と思うようになり
個人事業主としての仕事を始めた。
稼ぐは二の次。
自分が納得すること
自分が喜ぶことを軸にした。

稼ぐということにも「お金のブロック」があったので、更に自分の持つ固定概念や癖には悩まされた。

自分を満たす
ということをやっていき
空っぽになった心に愛を注いでいった。
誰かに愛されて満たすのではなく
自分で自分を愛して満たすのだ。

自分に愛してるとかいうの恥ずかしい
と思ったが、やっていくと
とても暖かい気持ちになり満たされていくのを感じた。

相手から言われても
「ありがとう」が言えるようになっていた。

治療の効果もあったかもしれないが、
月経困難症、月経過多の症状が消えていた。
365日月経のことを考え
出かける予定も組めず
組んだ予定もキャンセルしなければならない後ろ向きな人生。
そんな毎日は悲しく苦しく、申し訳ない気持ちだった。悪いことをしている感覚。
そんな毎日から解放され
少し先の予定も見通すことができるようになっていた。

まさに羽が生えて飛んでいくように晴れやかで軽やかで楽しくて嬉しかった。

思い癖や思考癖はすぐには変わらなかったが、少しずつ変化していた。

オトコなんて!

と思っていたけど
このまま人生終えるのも
オンナとしてもったいない
と考えるようになった。

夫は今更。
新たな相手が欲しい。

どうせなら年下のイケメン!
と理想は高い。
オトコを永らく恋愛対象として見ていなかったが、
そういう目線で見ても、いいなと思う人にはなかなか出会えなかった。
そんなある日
「もし、そういうことになったら?」
とふと思った。
体力つくりしておかないと
体がついていかない。と
柔軟?筋トレ?
ウォーキングなら散歩ならできるかも。
と密かに始めた。
醜いカラダも見せたくない。
長年怠けたカラダを作り直そうと思い立った。
自分の姿を鏡に映して、チェックするようになっていた。

オンナに生まれて
オンナとしての喜び
人生を楽しみたい。
後何年生きられるかわからないなら
今を楽しもう。








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