Field Work

先日は高校生と町を歩いた。
きっかけは島根県教育庁に在籍する友人からのお誘い。前回も関わらせてもらったこのプロジェクト。街歩きのルートとしてコーヒーショップへ来店してもらい私はインタビューを受けたのだ。

2023年のフィールドーク

あれから半年...
Field workの季節がまたやってきた。友人には「次回も何か協力ができたら..」とこっそり伝えていたら、なんと気持ちを大きく汲んでくれて今回はyohakuメインにプロジェクトを組んでもらえた。
島根県教育庁と島根県立大学との連携。高校生と大学生、そして関係者の方々が30名は来られると知り楽しみ反面、準備のことで2週間前から頭がいっぱい(GUEST HOUSEのことを自分が伝えることにもなっていてね)
人の多さに建物が耐えられるのかも心配(笑)
Guest house運営メンバーのOはモーニングの担当。当日は学生に彼の料理を食べてもらいたくて、モーニングを想定したサンドイッチを30食分お願いする。コンセプトは「デイリーでちょっとサプライズのあるモーニング」
それだけ彼に投げかけた。
3/25、天候は何とか保って、ぞろぞろと高校生、大学生、関係者の皆さんが入りあっという間に満席。

奥までずらり。

まず県立大学 岩本先生の講義。イングランドでの留学経験をもとに「歩く権利」の説明をしてくれた。私有地を歩いても良いとされるフットパス。日本にはない法律だ。改めて歩いてみることを意識させた講義内容で楽しく聞き入っていると、
「それでは、青山君にGuest houseの話をしてまらいます!」とバトンがきて一瞬ひるむ
頭が真っ白になるとはこのことか!
まあでも自分のやることなので何にも乱されないよう、自分のペースでGuest houseをつくろうとしている背景を伝えてみた。特に意識したことは、Guest houseとは?の説明。簡単に言うと交流をベースにシェアする宿。学生さんにはあまり馴染みがないかもしれないので丁寧に進める。講義が無事終わり、学生さんには4グループに分かれてもらった
「食・文化・観光・コミュニティスペース」
天神町の近くを高校生と歩く。課題が設けられており、上記に関連のある店舗または場所での記念撮影。私は食班で近くにある老舗の和菓子のお店や蕎麦屋などをリードしつつ、高校生たちと話しながら周る。
1時間後。yohakuに戻ったらOがサンドイッチを準備して待っていた。

ローストポークのサンド

歩いて小腹も空いたしすぐにでも食べたかったけど、Oの説明を待った。
「昔シェフという映画を観たことがあり、それがきっかけで僕は飲食の道へ進みました。シェフに出てくるローストビーフ、をイメージしてパンでサンドしてます。オレンジジュースや赤ワインで漬けてあります。あと食べ盛りの皆さんのため大きく作ってます」
高校生に向けてだと思うが29歳の自分も食べ盛り。すぐになくなる。美味しいー。加えて自分にとってのサプライズは食感だ。玉ねぎのシャキシャキ感や漬けたポークの弾力。色んなものがひとつにサンドされていて奥行きを感じる。(食レポは苦手です笑)
お腹も満たされたところで、高校生たちは仲良くなっていた。部活、勉強、遊び、学校は違えど色んなことをこの年代の時に共有できる仲間がいると楽しいだろう。見てていい気持ち。ショートブレイクを挟んで再びフィールドへ。今度は班でインタビュー。対象のグループそれぞれインタビューさせてもらう店舗は打ち合わせ段階で練っている。
食班は中村茶舗へ。抹茶体験をベースに松江のお茶文化について詳しく説明をしていただいた。

茶室前で


抹茶をたてるための作法。細かくあるが全部意味があり、これらの体験は観光客の方も喜ぶだろう。中村さんの抹茶は苦味が少なく、和菓子とのバランスが考えられている。

我ながらgood

お茶はコーヒーと似ていて種類や焙煎、抽出方法によって味が異なる。これからもっと知りたいなー。戻ってきてからはグループでまとめ作業。発表に向け、
・学んだこと
・ゲストハウスにあったら良いサービス
(完全に自分が知りたく項目に入れてもらった)
・島根にどうなってほしいか 
を話し合った。この頃には皆んなが等しく発言できるような関係性が生まれていた。最初の緊張感とは打って変わって和やかでリラックスした状況。建物は彼らを丸く支えていて耐久の心配はもうない。yohakuの空気感(畳・香り・造り)がそうさせているかもしれないと思ったりして、この建物により愛着を感じる

発表を受け、もっと歩ける町になってほしいと感じている。そのためにはまずGuest houseに行きたくなるようなサービス。高校生でも通える感覚。それを提案していかなければ!

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