フランス料理と推しと自由な生き方
フランス料理を食べに行った時のことを思い出しました
京都のブションって名前のお店です
本当に素敵な店やからもう一度言うね
京都のブションって名前のお店です!"Le Bouchon"こう書きます!!
絶対全員行くべき!!!!!
ブションを超える店を私は知らない
フランス料理と聞くと「お高いんでしょ~?」ってなるけどそんなことない。ディナーのコースで3000円くらいやったかな(自信はない)。私は前菜でフォアグラのテリーヌを、メインでステーキをいただいた。フランスパンとデザートもコースに含まれているから驚きだ。お味はもちろん最高だ。語彙力なんてブションに置いてきた。
そこで衝撃的なことが二つありました
それ書きたい。それ書くね。
一つ目はパンを置くお皿がないことです
テーブル全体にキッチンペーパーみたいなのがかかってるの、テーブルクロスみたいに。
直接そこにパンをおいて食べるんやけどそんなん勿論テーブルの上がパンくずだらけになっちゃうやん?フランスパンやねんから。でもね、テーブルの上が汚くなったらスタッフの方が来てシュッてパンくずを払ってくれるの。ほんで何事もなかったように「前菜をお持ちしました」ってスマートに食事をサーブしてくれるの!!!!!!!
これが一つ目ね、衝撃的だったこと一つ目。
二つ目はテーブルにお絵描きできること
え?ってなるやん、落ち着いてね。説明するから。
おそらくなんだけどブションにはコースターがないの。おそらくやけど。やからさ、グラスに水を注いで置いておいたら水滴が垂れてテーブルに敷いてるキッチンペーパーが濡れて色が変わるのね。その水の跡から連想するものをそのままそのキッチンペーパーに描いていくの
こんな感じで↓↓
お客さんの中にはブションの店内を描いた人もいたんだって~
私ね、自由に生きるってこういう事なんじゃないかなあって思ったんです。
社会にあるルールをいっぱい知ってそのルールの中でできる面白い事をたくさんたくさん見つけること。
それをできる人が自由な人なんかなって。
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中高生の時、学校の訳分からんルールにうんざりしたことないですか?
くるぶしまでの靴下はあかん!とか髪ゴムは茶色か黒!とかスニーカーは白!とか、、、
なんでやねん!って思いながら私はちゃんと守っていました(大真面目)
中にはそのルールを破る人もいて、よく先生と言い合いしていました(ちょびっと憧れていた)
でもさ、それって結構労力使わない?
自由になりたい!もっと自分の個性を出したい!って思って頭にリボン付けたり真っ赤なスニーカー履いたりするけど結局先生と言い合いになってモヤモヤして「あれ?これが私の求めていた自由?」ってなってしまう
でもそうかと言って私みたいにしたらあかん事ばっかり考えていたら息が詰まってしまう。ルールに溺れてあっぷあっぷしてしまう
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ブションを出てお家に帰る途中、ずっと自由ってなんだろうって考えていたんです。
その時に推しの言っていたことを思い出しました。(何を隠そう私はJIN of BTSのオタクだ)
ずっと抽象絵画みたいに感じていた彼の言葉が突然カラー写真に変わった気がしました。
世の中にはたくさんルールがあります。私たちが進む道にはここからは出ちゃイヤよ!っていう停止線があちこちにあります。そのルールは場所によっても人によっても違います。
覚えられないくらいたくさんのルールがあるから面倒やけどそれを知っていくことで自由になれる気がするんです。
私のブション体験なんてまさにそれ。
ブションではパンをテーブルの上において食べるっていう面白いルールを知りました。
やから“お皿なんてヤダ!”ってなった時はブションに行けばいいんです。わざわざ実家のテーブルをパンくずだらけにして母に怒られる必要はありません。
あと、ルールの中で遊び心を持ってワクワクすることが出来たらそれは自由だと思うんです。誰にもなんも言われへんし!
ブションのテーブルに敷いてあるのはキッチンペーパーです。汚れてもいい、なんなら汚すためのキッチンペーパー。やからそこに絵描いても全然よくない?自分もワクワクするし。
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でもルールを知ることとかルール内でできるワクワクを見つけるのってすんごく難しい。
ブションの店員さんが教えてくれるまで私は何にも知らなかった。知ろうともしていなかった。
パンを直接テーブルに置くと言うルールもテーブルに絵を描くという遊び心詰まったワクワクの仕方も。
だから自由に生きる人はすごい
とても賢いし話していて面白い。憧れる。かっこいい。素敵すぎる。私もそうなりたい。
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