僕らの理想のデニム&シャツってなんだろう?

ずっと大好きで応援していたメディア「灯台もと暮らし」、通称”もとくら”にて取材いただいた記事が公開されました。

世界一の職人たちと新しい「定番」をつくる。瀬戸内発のジーンズブランド「EVERY DENIM」とは

”これからの暮らしを考えるウェブメディア”であるもとくらは、スタートしたころからずっと読んでいてその丁寧な記事に惹かれており、「いつか出たいなぁ」と勝手に思っていました。

なので、こんなに早く実現したのがうれしく、なんとも不思議な気持ちです。


人のにおいがするメディア

前述のように、もとくらに対しては当初からなにか勝手な親近感を抱いていました。それは、まるで人に対して抱くような思いであり、ぼくは無意識のうちにもとくらを”人”のように認識していたのだと思います。

それは運営するみなさんの人柄だったり、取材・編集の方法だったり、いろんな細かいところににじみでるのでしょう。

実際に取材いただいてこうして記事になっても、たしかにメディアとして人のにおいがし、あたたかみを感じられて素敵だなぁと思います。


ブランドにも人の感じは必要か

だとしたら、ジーンズブランドであるぼくたちEVERY DENIMは、どうすれば人の感じをさせられるのでしょうか。そもそもブランドとは”偶像”であり、そこに人の存在は感じさせない方が賢明なのでしょうか。

敏腕デザイナーやクリエイターが退任した途端、人気を失うブランドはよく見られますし、ブランドは創業者の一代しかもたないというのも多く聞く話です。

それらの答えはけっしてぼくたちだけで決めることではなく、商品を手にとってくださる人たちや世の中と一緒に考えていくべきだと思っています。少なくとも、売る→消費するの一方的な関係だけにはしたくないなぁと、それだけは根底にある理念として持っています。


理想を探す会を開きます

EVERY DENIMはこれからもとくらと一緒に、使い手のみなさんも交えた大きな取り組みを行おうと思っています。詳細は後日の発表になりますが、まずはキックオフとして6/25(土)にこのようなイベントを開催します。

EVERY DENIM × セコリ荘 × 灯台もと暮らし「僕らの理想のデニム&シャツってなんだろう?」

トークテーマは「僕らの理想のデニム&シャツってなんだろう?」一人一人が自分の理想を思い浮かべ、ああでもないこうでもないと悩むのを楽しめる時間にしたいと考えています。

大げさな話ではなく、これからブランドはお客さんと一緒につくっていく時代になると確信しています。そのためにはリアルな場において、同じテーマについて一緒に考えることが大切な時間だと思っています。

ファッションにおいて、ブランドやメディアが正解を提案する時代は終わりました。答えは一人一人の中にあり、それを自分でわかっているのが一番楽しいんじゃないでしょうか。

他の誰も見つけてくれない、自分にしかないファッションの楽しみ方を、みんなで一緒に探していけたら、それはそれは楽しそうだなぁと今からワクワクしているのです。

山脇、毎日。