不安な心が照らされる

今年の2月より、NPO法人ETIC.が設立した”私塾”「MAKERS UNIVERSITY」の一期生としてプログラムを受けています。現在、起業家などメンターの方々が大学のように”ゼミ”を開講し、ぼくたち生徒がそれに参加するという形式で進められており、昨日はぼくが入っているゼミの第三回がありました。

短い時間でEVERY DENMというデニム製品販売のビジネルモデルを分析し、メンターやゼミ生の人からフィードバックをもらいました。終了後も個別にアドバイスを受け、改めて「自分が他の人からどのように見えているのか」を理解する貴重な時間になりました。

それと同時に、周りの人が真摯に自分に向き合ってくれたことがなによりうれしく、”心が照らされる”ような感覚に陥りました。「いまここ」において自分のことを応援してくれる人がいて、アドバイスをくれる人がいること、それがどれだけ幸せなことかを改めて思い知り、熱い思いがこみ上げてきたのです。

ビジネスの形態上、ぼくは実際に商品の使ってくださる人の顔が見えやすいことをしている方でしょう。お客さんから直接着心地や履き心地の感想をいただき、「やっていてよかった」と、ほっとする場面はたしかにあります。

それでもこれから、もっともっと多くの人が自分たちを必要としてくれるのだろうか。価値を感じてくれるのだろうか。漠然とした不安を挙げればキリがありません。まったく前の見えない不安の霧がいつの日か、照らされ晴れることを願いながら、これからもぐねぐねしながら全速力で走りたいと思っています。

そして自分が一人でも多くの人の心を照らせるよう、つねに自分も心を照らし続けていたい。不安の霧で前が見えない人がいたら、自分が照らして晴らしたい。

そんなことを考えさせられた日でした。

山脇、毎日。