今を生きようと思えた

1期生として参加しているMAKERS UNIVERSITYの2期生募集が始まったということで、昨日FBで投稿をシェアしました。

その時の内容が、あとから振り返っていろいろ考えさせられるものだったので、ここにも書きたいと思います。

【MAKERS UNIVERSITY2期生募集開始】
 1期生として参加している「MAKERS UNIVERSITY」がこのたび、2期生の募集を開始しました。
 MAKERS UNIVERSITYの生徒としての魅力は、なんというか、一言でいうのはむずかしいんですが、ぼくは「個人の価値観を見せ合える場所」なんじゃないかなあと思っています。
 「私はこう思う」とか「こうは思わない」とかを、言葉だけで主張し認識し合うだけならば、いくらか話せば充分なのかもしれませんが、
 長いあいだ接することで、言葉だけでない、態度やふるまいを通じて、滲み出るようなその人の価値観に触れることができます。 
 そんな「点じゃなく線で見える」価値観は、揺れ動く分、とってもリアルで、そんなものを同世代のみんなと見せ合えたことが、一番貴重でした。 
 少なくともぼくにとっては、同世代のみんなと同じ席に座り、偉大な先輩起業家方の”なにか”を目にした。その事実こそが、何より大切だったと、振り返って今思います。
(中略)
 ぼくたちは社会で生きていく以上、関わり合いの中にいる”当事者”であることからは逃げられなくて、事業を興しても興さなくても、やりたいことがあってもなくても、なんでもありなんだけど、なにもしなくていいわけじゃなくて。
 本当にいろいろと難しいですが、MAKERS UNIVERSITYというコミュニティきっかけで、また多くの人と、今を生きれたらなあと考えています。
 興味のある方は、個人的にでもメッセージください

まだ終わっていませんが、この8ヶ月のプログラムを通じてぼくが得られた価値は大きく2つあります。どちらも人が持っていた価値観に影響を受けました。

1つは「人を点ではなく線で見られたこと」です。

人を決して「地点」で判断せず、「過程」をじっくり見られたこと。そして過程において起きた感情の変化や行動の変化やごちゃごちゃした色んなものを、素直に、いいなあ。と思えました。

その変化は決して良いことばかりじゃなくて、自分も含めて、悩んだり、立ち止まったりすることももちろんありました。でも紛れなくそれはリアルで、そのリアルさに、愛しさのようなものを感じ取ったのでした。

もう1つは「今を生きようと思えたこと」です。

「今を生きる」というのは、現状の自分を受け入れ、肯定し、前に進むことだと思っています。

少なくとも今の世の中は、どんな人でも悩める状況にあって、それを克服するのが本当に難しくて、今を生きにくくなっていると思います。

志高い人は現実とのギャップに悩み、志無い人はその事実自体に悩む。どちらもとても苦しいです。

今を生きられない前者はギャップを必死に隠そうとするし、今を生きられない後者は線引きと嘲笑でやり過ごそうとします。

でも、ぼくたちは、社会の中で生きていきたければ、絶対にどこかの「地点」で測られる存在であって、そして、決して「部外者」にはなれません。

まずはそれを認めること、でも決して悲観せず、自分自身も認めること。さらに、そんな自分をより良くしていこうとすること。3つ揃えばそれだけで苦しみは和らぐと思うのです。

そんな風に、ぼくがまっすぐに今を生きようと思えたのは、紛れもなく、周りのみんながそうしていたからです。荒削りな自分をためらわず披露し、自分はどうありたいのかを必死に明らかにしようとしていた。

何のカッコもつけていなくて、何も諦めていませんでした。そんな周りの人間の姿に、ただ清々しく、気持ち良さを感じるばかりでした。

もしかしたらこんなことを考えるのも今のうちで、この経験をした人や、未来の自分に笑われるのかもしれませんが、今のぼくが、こんなことを考えたよというのを、今、大事にしたいのです。

山脇、毎日。