見出し画像

東京SNG

香取慎吾さんの2枚目のソロアルバムとなる「東京SNG」の編曲依頼が1月にあり、その後レコーディング、公演に向けてのバンマス、ステージ用の編曲、バンドメンバーの人選を託されました。
明治座のリハーサルを経て
4/16~5/6 明治座(全22公演)
6/24~6/10 京都劇場(全19公演)
全41本の公演がありました。
(その他にも6/7 ブルーノート東京5/10NHKうたコン出演)

smap時代には「FLY」「華麗なる逆襲」などの数多くの作品の編曲や演奏で制作のお手伝いをさせていただいてましたが、ご本人とこんなにも密に関わらせていただいたのは初めてでした。

バンドメンバーを決める際に幅広い世代(今回、58歳の私から22歳大学出立ての人まで20~50代)、ジェンダーを意識したのですが結果的に家族のような一体感が生まれました。いわゆる毎週末に全国の会場で数ヶ月回るような一般的なコンサートツアーとは違い、今回は同じ小屋で連日公演という私も経験したことのないものでしたがバンドの一体感を育むためには最も適した環境だったと思います。

同様に香取さんやダンサー、スタッフの皆さんとの一体感も生まれました。

本当に楽しかった。

35日間で41本の本番という一瞬目が眩むそうな回数でしたが1本1本、その時のバイブスが違って本当に刺激的でした。レコーディングすることも大好きだけれど
やはりオーディエンスの前で演奏することがこんなに楽しいということも実感しました。

ご本人も仰っていたように、紛れもなくこれはコンサートではなく「SHOW」です。これこそ「エンターテイメント」です。冷静に思い返した時に実は昭和後期から平成~令和と日本国内で「That's エンターテイメント」と呼ばれるものってあまりないような気がします。今回のこれは「That's エンターテイメント」だと確信します。

最後に
香取慎吾さんと仕事をする人全てが彼を好きになるのがよく分かりました。
もちろん私も大好きです。


京都公演直前のリハーサルの時、私の父が急逝しました。
この公演でどれだけ私が救われたことか。

ありがとうございます。

話は尽きません。


大千秋楽
明治座
京都劇場


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?