成人の日、朝から家で呑み、途中下車の山科で軽く喉を潤した後、石山駅前の「焼肉おきな」さんにうかがいました。利き酒師Ｈさん主催の日本酒会に参加するためです。
　何時もは全国から複数蔵のお酒を選ばれるそうなのですが、今回は「山猿」を醸す山口の永山酒造合名会社さんに絞った会ということでした。

　すっと呑めちゃう危険な子。一人０次会である程度呑んできておいてよかったわ～。そうじゃないと、ペースが早くて迷惑かけてしまうもの。
　お料理はまずは前菜三種盛り「近江姫和牛みそセンマイ、名残柿のなます、鮎の甘露煮」が出てきましたが、写真撮り忘れました。。。申し訳ありません。先付とか八寸って最初に出てきますが、熱燗にあわせたい肴なんかもあったりして、後半まで残して置いたりしますよね、と言いながらぐいぐい。

　これで一食完結してしまうのではというボリューム感がありました。タレ、生卵をつけてパクリ。山猿 純米大吟醸 中取り premium雫をきゅっと。幸せが口いっぱいに溢れます。

　昨年、若くして急逝された源太郎杜氏が目指した究極の、最高峰のお酒を杜氏を偲びながら味わいました。

　酒米に”恋の予感”を使用した、搾りたてのフレッシュ感がつまった無濾過生原酒。近江姫和牛 極上炙り刺しとがぷりよつ。

　タレがついてきましたが、個人的には岩塩、又は山葵醤油でいただきたかったです。濃厚な味わいが山猿 山廃 純米吟醸生原酒の濃醇さとよくあうことと言ったら。

　いくらでも食べられてしまう危険な子。山廃 純米吟醸 原酒 一回火入れのぬる燗ともご機嫌でしたし、

大吟醸 中取り おりばらみ生原酒と合わせるのも良かったです。リンゴのような華やかな香りにタン塩のレモンの香りが加わる楽しさよ。

こちらが面白かったのは、なんと

　繊細かつ優しい甘みと柔らかさのお肉にちょっと濃い気もしましたが、この辺りから熱燗も出てき、純米大吟醸火入れのじんわりとした米の旨味、ふわっと広がる穏やかな香りと合わせると丁度酔いのよね。

　地元で栽培された幻の酒米「穀良都」を使用。滋味深い味わいで冷酒も美味しいですが、やはりこちらは熱燗でしょうか。

　美味しくないわけがありません。はい、蕩けた。

　序盤に出てきてきゅっと冷酒といただくのも酔いですが、後半に出てきて熱燗で口内調理をし、脂を熱で溶かしていただくのもたまらないものがありました。

　写真撮り忘れましたが、「雪」という純米吟醸の３年熟成酒の熱燗とお鍋は口福でありました。熟成は建造１００年のレンガ蔵でされているそうな。

最後、大盛り上がりのじゃんけん大会。

美冨久さんのTシャツを獲得したので、早速浅野日本酒店さんに見せびらかしに着ていこうと思います。

　兎にも角にも、楽しい時間はあっという間でありました。Hさん、お店の皆さん、永山酒造さん、そして参加者のご一緒できて嬉しかったです。ありがとうございました。
　いや～、無事乗り過ごすこともなく、家にたどり着けて良かった良かった。