さとちゃんの鼻くそ

懐かしい思い出を

小1の時、男の子と遊んでいた。

馬乗りになって、男の子がやめろーっと
笑いながら言っていた。

大森くんだ。
体が小さい大森くんと楽しく遊んでいた。

そこに、さとちゃんが来た。

さとちゃんは、ぽっちゃりで鈍臭くてアホな感じ。(超失礼)

さとちゃんは私が馬乗りになってるのをみて
激昂してきた。

なんか怒ってるなぁって思いながら
大森くんと戯れていたら

激昂したさとちゃんは必殺技を出してきた。

そう

さとちゃんの鼻くそだ

さとちゃんは、鼻くそを私の額につけてきた。

あの触覚
わ す れ な い

私はパニックで泣いた。

大森くんは、なんでさとちゃんそんなことするの?
え?正気?みたいに引いていた。

どうやら、さとちゃんは勘違いをしてしまったようだ。

体の小さい大森くんがいじめられていると

俺が助けなきゃと

だがな

なんだよ、その必殺技。笑笑

どんなに拭いても洗っても
私は泣き続けて

さとちゃんは申し訳なそうにしていた。

大森くんは、もう洗ったから大丈夫だよ
さとちゃんも謝ったんだから許してあげようと言った。

私は、洗っても洗っても触覚がリフレイン

泣き止んではまた泣いた。


何十年経ってもね

おでこにキスされると

さとちゃんの鼻くそを思い出すよ。

これを毎回付き合う彼に話すと
爆笑される。

だから、もうさとちゃんを許してるよ。

でも、その必殺技は封じてください。
良い子はマネしないで。笑笑

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