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言葉の宝箱 0096【本当の幸せはただそっと寄り添うように訪れる】

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『すべての神様の十月』小路幸也(PHP研究所2014/7/4)

人は時に感謝したり、絶望したり、大事なものを見失いかけたりする。
そんな人々の前に現れる神様の意外な目的が胸を打つ。

『幸せな死神』
榎本帆奈は驚いた。金曜日の夜、
行きつけのバーで隣り合ったハンサムな男性は死神だったからだ。
帆奈に召喚されたという死神は一度も幸せを感じたことがないらしい。
なぜなら幸せを感じた瞬間に死神は?

『貧乏神の災難』
池内雅人は貧しかった。貧乏神に取り憑かれていたのだ。
ツキに見放された人生だったが、
そんな人生を自ら<小吉人生>と称して楽観視していたが、
貧乏神には雅人に取り憑かなければならない理由があった。
なぜなら雅人が並々ならぬ強運の持ち主?

他『疫病神が微笑む』『動かない道祖神』『ひとりの九十九神』
『福の神の幸せ』6話連作短編集。

・世の中には知らない方がいいことがたくさんある P21

・不幸は心に突き刺さりますが、
本当の幸せはただそっと寄り添うように訪れる P31

・規則正しい生活をする。きちんとご飯を食べる。
そして、毎日笑って過ごす。
それだけで、ちょっとした風邪なんか吹き飛んでいってしまうんです P116

・お互いにお互いのことをきちんと考えてやれば喧嘩とか起きねぇんだよ。大げさに言えば戦争も起きない P122

・人は、絶望します。希望を失います。
そういうときに自殺してしまう人がいます。
そんなことしなくても放っておいてもいつか寿命が尽きて死ぬのに。
ただ、それも人間の業なのかもしれません P214


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