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言葉の宝箱 0649【生きている限り可能性がないわけじゃない】


『働かないの れんげ荘物語②』群ようこ(角川春樹事務所2013/8/18)


こんな私に親切にしてくれてありがとう。
48歳になったキョウコはまだ「れんげ荘」に住んでいた。
相変わらず貯金生活者で月々十万円の生活費で暮らしている。
普段は散歩に読書に刺繍、そして時々住人のクマガイさんらとおしゃべり。そんな中、
「れんげ荘」にスタイル抜群の若い女性がリヤカーを引いてやってきた。
悩みも色々あるけれど、おだやかに流れる時を愛おしみながら、
ささやかな幸せを大切に生きる、シリーズ第2弾。

・親子だって気の合わない性格ってある P17

・必死にやろうとするので、全身に力が入ってしまう P96

・自分に降りかかった非難の原因を、
全部他人のせいにするからストレスも溜まらない P105

・自分が考えているよりも、実はずっと体にダメージを受けているのよね。まだ若いつもりで、きっとこんなことができないはずはないって
思っているのかもしれないけど、できないのが現実なのよね。
できないはずがないとあまりに思いつめると、
自分の体がかわいそうだから、
できない自分を認めてあげたほうがいいんじゃないの P109

・若いときは勢いで、「やりたいっ」と思ったら、
体力もあるし気力もあるから、やれる場合がある。
気力の衰えは体力でカバーし、体力の衰えは気力でカバーできる。
両方が補い合うのだ。
しかしこの年齢になると、気力はともかくすぐに体に響いてくる。
その体力のなさは気力に影響して、
片方の足りない部分を補いというよりも、
気力も体力も落ちて共倒れになるのである P131

・生きている限り可能性がないわけじゃない P159

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