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「パーパス経営」をみんなでサマった

東京ニュービジネス協議会ブックサロンを主宰している藤田です。 2022年6月21日、500頁強ものボリュームのビジネス書「パーパス経営」をみんなでサマリました。 日本企業は今の資本主義から脱しなければならない。 30年先に世界はどうなっているか。 その世界を想像し、自社がどのような役割を担うのかを思案し、高い志(Googleではムーンショットと呼ぶ)を掲げ、事業を創造する。 それこそが志本主義である、と。 どんなに小さな企業でも、うまくいってない企業でも、創業したてで独り

    • 「ライフピボット」をみんなでサマった

      東京ニュービジネス協議会ブックサロンを主宰している藤田です。 2022年4月19日(火)、「ライフピボット」著者黒田悠介さんを招いて、著者の前で作ったサマリーをプレゼンする会を開きました。 ↑サマリーのスライドです。 皆さん客観的にサマリーを作成していただいています。 サマリー発表時には自分の経験などを交えてのトークとなり、活発に意見交換がなされました。 続いて、「ライフピボット」書籍の中で推奨されていた「ハニカムマップ」を2名の参加者に作成してもらい、黒田さんはじめ参加

      • 絆徳経営のすゝめ 100年続く一流企業は、なぜ絆と徳を大切にするのか?

        ここ数年で「悩みの質」が変わった。「やるべきことをやっていないから」起こるもの→「努力しても効果がでない」へ。時代が変化すれば「理想の会社像」も変化します。変化に対応した企業を「絆徳企業」と呼ぶ。西洋と東洋の融合した和魂洋才の手法「絆徳経営」を学ぶことで、卓越した存在へと向かっていく。体力が残されているうちに、経営方針を見直し、高収益体質に変えていき、苦境からの脱却を図るべし。 高収益企業をつくるのは、テクニックでできる。しかしそれは一時的なもの。目指すべきは「持続可能な経

        • TRACTION ビジネスの手綱を握り直す

          第1章 起業家のための経営システム(EOS) 起業家のための経営システム「EOS」では、組織は6つのモジュール(ビジョン・人・データ・課題・プロセス・トラクション)で構成されていると考えています。 6つのモジュールに絞り、それを強化していくことで、さまざまな会社経営の悩みがシンプルに解決されていきます。 焦ることはありません。まずは自社の現在地を確認して、着実にモジュールを強化していきましょう。 第2章 つるから手を離す 会社を本気で変えたいのなら、 まずは次の4つの信条を

        「パーパス経営」をみんなでサマった

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        • NBCブックサロン「TRACTION」要約
          1本
        • NBCブックサロン「多様性の科学」要約
          3本

        記事

          要約③世紀の発明も偏見が邪魔をする~標準規格化されたコックピット

          ブルームさんは発明家。第2次大戦後、おもちゃを軍関連から離す方針を打ち出し、魔法の哺乳瓶を発明。ほかにも多くの玩具を発明した。1958年、彼はスーツケースに車輪を着けるアイデアを思いつく。試作品を作って会長まで伺いを立てた。自信満々だった。だが会長は、一笑に付した。。。人類の発展のきっかけとなったイノベーション(動物家畜化、宗教、文字の発明)これらを定量化し「社会発展指数」として示した。経済的発展とも密接に関連している。蒸気機関から電動機の発明はその大きなもの。電動機が使われ

          要約③世紀の発明も偏見が邪魔をする~標準規格化されたコックピット

          要約②登山家たちを陥れた小さな罠~無意識のうちにリーダーを決めてしまう罠

          ・1996年、登山史上極めて悪名高い「エベレスト大量遭難事件」が起きた。当時の状況を生存者の多くが自分なりに語っているが、事故の原因やそこから学ぶ点において意見の一致はない。責任の所在を明らかにしたいという心情が働きやすい出来事において、当事者間で激しく異なる証言が出てくるケースはよくある。 ・登山の場合、自分や仲間の消耗状態や直面している状態、雲の厚さもみな異なる。 登山はいわゆるVUCAな環境で行う活動だ。 様々な視点から有益な情報や視点の共有が大事。また、最終判断を誰

          要約②登山家たちを陥れた小さな罠~無意識のうちにリーダーを決めてしまう罠

          要約①「取り返しがつかない油断が起こるとき」~「なぜ暗号解読に多様性が必要なのか」

          2001/8/9、米航空訓練校に入学した33歳モロッコ系フランス人。不審行動が多く、逮捕されるが釈放。9/11テロ実行。なぜ阻止できなかったか。1993年から毎年のようにアルカイダはテロ攻撃を起こし残虐性を増していた。予測できなかったことでも起こった後ならどうとでもいえる。これを「後知恵バイアス」という。一方「赤旗の山から赤旗を探す」に近いという人も。どちらも間違いと考える人はいなかった。 9/11で失態を犯したとされるCIAは、厳格な採用基準を設けていた。知性・精神状態で

          要約①「取り返しがつかない油断が起こるとき」~「なぜ暗号解読に多様性が必要なのか」