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15分間の名声

In the future, everyone will be world-famous for 15 minutes.


アンディ・ウォーホル(Andy Warhol 1928-1987)は、アメリカの画家・版画家・芸術家で、ポップアートの旗手だ。本名はアンドリュー・ウォーホラ(Andrew Warhola)。

マリリン・モンローの顔を、さまざまな色で描き分けたシルクスクリーンで知られる。大量消費社会の虚妄性を突いた作品と言えるだろう。

彼が残した言葉の中で、最も有名なのが冒頭の言葉である。どんな文脈で出てきた言葉なのか、私が調べた限りでははっきりしなかった。

しかし、今の世の中を予言する内容であることは間違いない。

SNSが一瞬にして世界を駆け回る時代、15分もあれば、世界的な有名人になれる。

一方で、たやすく手に入れた名声は、たやすく失われる。15分後には別の有名人に取って代わられ、忘れ去られる運命かもしれない。

ウォーホールは、広告や新聞など大衆文化を主題とした美術運動「ポップアート」の創設者として知られる。
テーマは、1950年代以降の豊かになった人々の生活を構成する大量生産や大量消費社会、大衆文化などだ。大衆の心をよく知っていたのだろう。

画家としてだけではなく、デザイナー、画家、映画制作者として幅広い活躍を果たした。

ちなみに故郷ピッツバーグにあるアンディ ウォーホール美術館は、美術品とアーカイブの広範な常設コレクションを所蔵しており、一人の芸術家を専門とする米国最大の美術館だ。彼の名声は15分どころか、永遠に消えないだろう。


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