見出し画像

金与正党副部長はなぜ「大韓民国」と呼んだか。 まだ狙いは特定できず。

北朝鮮で対外関係を担当する金与正副部長が、7月10日と11日に米軍偵察機の活動を非難する談話の中で、大韓民国という呼称を使い、憶測が広がっている。

これまで北朝鮮は、韓国のことを国として認めず、「南朝鮮」と呼んでいた。場合によっては「傀儡政権」などと批判することもあった。

米国のいいなりの政権という意味だろう。

韓国の正式の呼称を使ったのは、お互いが干渉せず、2つの国として進もうという意思表明ではないかとの見方も出ている。

ただ、金正恩総書記が13日、新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星18型」を現地指導する席で韓国を「南朝鮮」と表現した。

具体的には「米帝と南朝鮮傀儡逆徒がつまらない反共和国敵対視政策の恥かしい敗北を絶望の中で自認して断念する時まで、より強力な軍事的攻勢を連続的に行っていく」と述べた、という。

2つの呼称を併用しているのは偶然、もしくは談話作成上の誤りとは言えないだろう。

北朝鮮が対内用と対外(対南)用を区分しているのかもしれない。

金副部長の談話は対外用メディアの朝鮮中央通信だけで発表されたが、「火星18型」発射は朝鮮中央通信はもちろん北朝鮮住民が読む労働新聞にも掲載されたからだ。

金与正副部長の談話は、ここで読めるが、そもそも大韓民国という呼称には《》がついていた。これは、「いわゆる」という意味で北朝鮮が報道に多用する方法だ。

単に皮肉として、大韓民国という呼称を使った可能性もあるが、金正恩体制は行きつまりを見せており、今後も動向を中止する必要がありそうだ。

よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!