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今日から夏でも・・・(寒暖差疲労)

立夏
東洋医学では今日から夏!「立夏」です。
と言っても、朝晩はまだまだ寒く、温暖差が激しいのが現状です。温暖差が激しいと、寒暖差疲労を起こしやすいのが今の時期の特徴です。そこで、小林製薬に投稿した記事を元に、寒暖差疲労を簡単にまとめてみます。

寒暖差疲労とは?
 気温の寒暖差が大きいことにより、自律神経の機能が乱れ、体が疲れることを「寒暖差疲労」といいます。人は体温を調整する際、自律神経を使って、体を震わせることで筋肉を動かしたり、血管を収縮させ筋肉を硬くすることで体温を上げます。一方、汗をかくことで体温を下げる身体活動も行うため、それらの働きが1日の中で何度も切り替わると、自律神経が過剰に働き、疲労を誘発します。エアコンで例えると、暖房と冷房を1日のうちに交互に何度も使用すると、エアコン本体に負担がかかるイメージです。寒暖差が大きい季節の変わり目に風邪を引いたり、体調を崩したりする人が多くなるのも、これが理由のひとつです。また、冬の時期に、暖房のきいた部屋から寒い屋外に出て、また暖房のきいた電車にのる、また寒い屋外に出る・・、といった朝の光景も、体が寒暖差の影響を受けている状況の1つと言えます。

寒暖差疲労の主な症状
 寒暖差疲労が起こると以下のような症状が生じます。

< 寒暖差疲労の主な症状 >

寒暖差疲労の5つの症状
・ 肩こり、腰痛、頭痛
・ めまい、不眠
・ 食欲不振、便秘、下痢
・ イライラ、気分の変化
・ 冷え、むくみ

小林製薬プレスリリース

寒暖差疲労の対処法
①身体を温める食べ物を多く摂取する

深部体温が上昇することで、臓器が安定し、自律神経も安定します。
・土の中の食べ物(根菜類)、冬や寒いところで取れる食べ物を多く摂る

② 規則正しい生活
睡眠、排便、食事は身体のリズムを作る基本であり、自律神経に強い影響を与えます。
・太陽に当たることで、睡眠物質の前駆物質であるセロトニンを増やし、眠りやすい状態を作る
・睡眠は7時間程度とし、夜23-朝6時の間、寝るのが理想的
・3食きちんと食事をする※
※食間が前後1時間+α程度あれば、個人の食事タイミングに合わせて1日2食でもOK

③ 入浴(汗をかく)
1日1回はお風呂で副交感神経を優位にする、または汗をかくなどで自律神経を鍛えましょう。
・必ず1日1回お風呂に入り、体温をあげる
・夜に38-40℃のお風呂に15-20分ほどつかる
・お風呂に浸からない場合は、首から肩甲間部に少し熱め(42℃程度)のシャワーを30-60秒あてる

参考資料
小林製薬プレスリリース
https://www.kobayashi.co.jp/corporate/news/2020/201026_01/



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