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考えること:不便益5:イメージ効果を考える

 今の世の中調べれば何でも見つけることができます。その意味で、とても便利な時代ですが、調べれば答えが出てきてしまうために、何かを考えあり、さらには想像したり、イメージしたり、妄想する機会が少なくなってきています。
 しかし、この考えることやイメージすることが脳を鍛えるためには重要だと言われています。

不慣れなことを行うことで脳は鍛えられる
 脳は慣れたことを行うことはとても気持ちがよく、安心します。そのため、ルーティンと決めることで心を落ち着かせ、安定させることができるため、不安な時や緊張するときは、いつもと同じ動作を行うこと、言い換えればルーティンをこなすことがとても重要なのです。
 その一方で、脳は同じルーティンをこなしてくると慣れてしまい、脳の他のエリアが使われません。そうすると、脳は退化してしまい脳の萎縮が始まります。そのため、定期的の脳の使われていない領域を使い、脳を活性化することが大切なのです。さらに、発展すると、不慣れなことを行うと普段使われない脳の領域が使われ、そのうち普段使われている脳と使われていない脳の間に連携が生まれ、今までとは異なる思いやアイディア、感情などが生まれてくるそうです。そのため、イメージや想像、さらには妄想などの行為は、脳を最大限に活用した行為であり、脳を鍛えていることなのです。

イメージはこれからの時代に必要
 そう考えるとVUCA(不確実)な時代を生きていくには、答えがない時代を生きるというと同じです。普段からルーティンとは異なる行動や考え、行為を行うことで脳の他のエリアを鍛え、その結果新しいコネクションを作ることで、今まで想像しなかったことがイメージできるようになるのです。その意味で、あえてできることは人に任せたり、辞めることが大切なのかの知れません。はじめは居心地の悪く、変な気分なのかもしれませんが、そのような刺激も脳を活性化するには必要不可欠であり、自分の生活パターンにあえて不快な時間を作る。例えば、通勤の経路を変えてみたり、いつも食べているものを新しいメニューに変えてみたり、普段気ない色の服を着る。こんなことでも、ルーティンからの脱却であるため、脳は活性化をします。
 定番がとても心地よいし、楽ではありますが、あえて違うことを試みてみるのもよいかもしれません!

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