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はじめに
大雪は12月7日~12月21日の時期です。この時期は山間部や寒い地域ではこの冬初めての本格的な大雪が降るでしょう。暖かい日は殆どなくなり、冬本番になります。植物も動物の動きをひそめ、余計な体力を消耗しないようにじっとしています。そのため、何かものさみしく感じるかもしれません。
しかしながら、新年を迎えるための支度を始める正月の事始めは12月13日です。すす払いから大掃除を行うことで周りを清めるだけでなく、身体の不調も整えることで、名実ともに新年を迎える準備をしましょう。
 
節気のサイン
 大雪とは、本格的に雪が降る時期を指し、冬本番の始まりです。重たい灰色の雲に覆われ、天地の陽気が少なくなる時期です。そのため、季節の始まりの初候は、雪対策として雪国では、積もった雪の重みで枝が折れないように雪吊りをして、木を守る準備をします。また、ちょうどこの時期は大鷺が川や水田にも見かけるようになり、ぶりが旬を迎えます。
そして、季節が進む次候では、正月の事始めの時期であることから、すす払いを始め、1年の汚れを落とします。椿が咲き乱れ、牡蠣やネギが旬を迎えるのもこの時期です。また、終わりである末候は、鮭やニラが旬を迎え、冬の深まりを感じることでしょう。

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