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岩手の酒蔵「磐乃井酒造」「両磐酒造」訪問

2022年3月


岩手 一関。

まず伺ったのは「磐乃井酒造」さん。

初めましての日本酒です。
それもそのはず。
県内消費8割と地元で愛される日本酒蔵だそう。


岩手県って特に昔は各家庭で(こっそり)どぶろくを造っていたようなのですが「各家庭で作るのは廃止しましょう。でもたくさんとれる米を活かした地元の澄み酒(清酒)の蔵を作りましょう!」と、今から105年ほど前の大正6年に175人から出資してもらい
できあがったのが磐乃井酒造さん。


全国的に酒蔵は代々続く家業なのがほとんどである中で、創業時から多くの株主がいる会社組織であるという珍しい酒蔵です。



⁡酒造りにおいても、以前は南部杜氏に来てもらっていましたが、杜氏をよばず自社で造る方向に。


2013年には東京でサラリーマンをしていた佐藤竜矢さんが帰郷しハローワーク経由で入社。


本人の希望により造りに入り、南部杜氏協会や県の工業技術センターで真剣に学び2017年からは杜氏に大抜擢という なかなか面白い酒蔵さんなのです。


蔵の中は優しい雰囲気が流れていて、みんな仲良さそう😄楽しく働けるって大切です。


前日のお寿司屋さんで百磐をいただきましたし、
また新しい低アルコールのラインナップ「🌷ism(ハナイズム)」もいただきましたがとても美味しいお酒でした。杜氏さんセンス良い!

カラフルなラベルが素敵



社長は稲作農家をしている地元の大地主さん。
すんごいお屋敷、離れ、田んぼ、山、見える範囲は全て阿部家の土地😵スゴーイ


とっても楽しく優しくフワフワした雰囲気の阿部社長、お酒のお土産を持たせてくれるだけでなく 蔵見学後はご自宅に招いてくださりおもてなししてくれました。人を喜ばせるのが大好きなんですって😄
そういう気持ちが蔵人さんや ひいてはお酒に伝わるんだなーとつくづく思います。


岩手県が開発した酵母
「ジョバンニの調べ」「ゆうこの想い」
それぞれのお酒を飲ませていただきました。

「ゆうこの想い」
⁡ 香りは穏やかで発酵力が強く、旨味のある優しい味わいのお酒ができます。
岩手県酒造組合と岩手県工業技術センターが共同開発し
平成19年より、岩手県オリジナルの清酒酵母として頒布されています。

ゆうこ…?だ、誰??と思いましたが

命名は当時のきき酒道大会岩手県大会の優勝者と準優勝者に依頼されつけられたものだそうです😄


さて⁡
もう一軒、平泉にある「関山中尊寺」の関山を銘打った酒を造る両磐酒造さん。
昔はすごい量のお酒を造っていたようですが、現在はどぶろくの他、2〜3種類を非常に小造りで仕込み 普通酒等はほぼ委託醸造だそう。
そういった地方の状況を聞けるのもすごく勉強。
めちゃキュートな社長、たくさんお土産ありがとうございました!



広い岩手県、一関は南端なので スケジュールの都合的に北の南部美人さんには今回行けなかったですが、また来たいと思います。


岩手県のあたたかさをより感じた1日💕
ご案内くださった社長おふたり
ありがとうございました!

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