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三好家というブランディング 完結

昼間に書いた話の続きを。

三好長慶を売るということは、ゆかりの地の人々、観光協会、関わる人々が試している実績があるかなと思います。
そして、実際の三好長慶という戦国武将をおそらく多くの畿内研究者の諸先生方、戦国三好の研究者の方々などが力を入れている箇所かと思います。
長慶を大河ドラマにと誘致推進のクラファンを応援させて頂きまして、ミッションが達成できなくても、実際にやろうとしていた事、取り組みはわかったので、個人的には「ブランドの魅力」を高めて行くことが必要なのかなと思いながら、振り返っていました。
戦国三好に足りない部分はなんだろう?という事、プロモーションを行うために、ブランディングを改善しながら進めて行く必要があるという。

興味を持ってもらうには?

圧倒的な特徴不足を補うために、諸先生方の論文を漁り、傾向と対抗を書き出したりしました。
そこで、日本史全体の謎的な事や何か気になることがないだろうか?というのを「理系要素」を使ってネタにできる箇所はないだろうか?を考えるという事に。
そういえば、河川を使って移動していたかもしれない三好、渡海率も高いし、貨客だとしても船の製造などを技術的にどうだったのか?というのを辿っていってもいいんじゃないの?ある程度の地形なら、残っている物結構あるし、まあ、一部解離したとしても、大きく考えられるんじゃない?船で移動したり、船の製造を急がせていたり、保全、修繕とかそういう技術どっから持っていたのよ?などなど。
水軍なんて、村上水軍と九鬼水軍とか、有名どころがクローズアップされているけど、結構な頻度で渡海していたであろう阿波三好や細川讃州、淡路の安宅とか、讃岐十河とか…長慶の周りでそういう多く技術を持っていた人がいたであろう、という事、すっごいあっさりじゃないですか!あっさりすぎですよ!
河川の歴史をたどりましょうよ、昔は大きい池が二つあって(今は枯れちゃった)とか、そういう、地形に変化が生じる何かは、結構重要どころですよ!!ということで、圧倒的に政治史とかが好きな戦国時代をプラスして、いや、昇華させてさらに、興味を持てるような要素を追加していきましょうよ(一部の人限定)と心の葛藤を持ちながら、理系のネタをブッ込めるところは全部ぶっ込んでやるというスタンスをとる事にしました。

普段はこういうことを、メインに描いていますけどね。

ブランディング自体は本来は、ゆかりの地の人々や観光協会、つまり広めたい人も一度は考える内容

三好関連のイベントに開催がある度に2022年から2023年にかけては、時間を見つけては絶対に一度は見に行くという中で、武者行列などの地域のお祭り関係には実は見に行かなかったという事があります。
武者行列など、戦国武将に扮した方が行う催しですが、それ自体はそれで、大変良い振興の現場として捉えているのですが、なぜ行かなかったか?というと。
具体的になっている物は自分のブランディングに影響が出てしまうといけないからです。
その地域で話した人や何か聞いた情報により、AやBを、新たにCという要素が出て来た時に、特徴が飽和状態になってしまい、薄れちゃうのを危惧しただけの話です。
それは早くいうと、私が三好長逸の顔だけは、どうしても信長の野望のイメージが取れずに、切れ長イケメンというのを崩すことはできずに、長逸が有能であることをどうやって…という所を崩せないでいたのが原因でした。
まあ、でもこれはこれでいっかってなったんですよ。なぜかって?同人ですからね!

でも、小さくはできました。

年齢層は広く取りたい

C103に出たとき、比較的若い方が来ていただいて、お話を聞く機会がありました。これくらい若い人たちが若い人の感性も活かし、広く戦国三好をどんどん発信や研究したいと思う人が増えれば…。

と、フッと考えて、様々なイベントを思い出したとき、年齢層が高くなっているというのが実の印象で、現状よりも、年齢層を引き下げる施策をしないと、なかなか寄りつきにくい感じになってしまうのではないかな?と思ってしまいました。お城EXPOに行って思ったことの感想にも書いた事もありますが、やはり同じ人が長年続けてしまうと、同じようなイメージになりかねないというのが、危惧する一つ。

その中に、さらに「こんな事ができます」ということが少ないのがイメージに。城郭で、遺構が残っているからそれを元にVRを作ってみました!であれば、VRをじゃあどうやって活かすのかな?という所がちょっぴりとした疑問。やはり、VRのデメリットで一番大きいのは専用のデバイスが必要になること、つまり一度に大量の人へ発信するには、なかなか難しいというデメリットを克服するだけの、何かしら活用事例も欲しいですよね。例えば、VRで三好長慶が暗殺されそうになり伊勢貞孝邸から、制限時間内で脱出するゲームとか。外で松永久秀と三好長逸が馬を準備しているので、乗って逃げるゲームとか。

数年前に(いやもう12年前かな?)シャッフルダンスというダンスが流行ったのを覚えているのですが、難しいけどできるようになったとき、年齢って、関係ないんですよね、楽しみたいという気持ちは同じですから。

さて、話はずれましたが、広い年齢層にウケるためには、小難しい話よりも少しクスッとできる事やわかりやすく「へー」と思える事や「そういえば三好長慶って…」みたいな何かのきっかけがでるようになればと思って、あんな漫画になったんだと思います。

なので、X(Twitter)には落書きも載せるようにしてました。

そこからプロモーションへ繋げる


いまだに、私が思うのって「歴食」って結構いい点なのに、アピールしているのに、広まらないのってなんでなのだろう?食べる物ってどの時代でもある事だし、戦国時代の食事なんてなかなか履歴にないだけで、でも生きるには食べていたというのは間違いないけどなあ。
さて、思うことはアピールしているけど広まりが足りないかも?というイメージ。

私が今回、三好漫画が様々な皆様が拡散いただいたおかげで、なんとかイメージのあるものにできた!って少しだけ誇れたわけで、これからは様々な自治体や関係者の方々がさらにより良い方向へ進めて、本当に大きなメディア化がされることを期待しているわけです。
ロイヤルユーザーからの意見をもっと利用したい、実は私はかなり様々な感想をもらって、それを取り入れるようにして、どんどんこの戦国三好一族ワールドを作り上げていると思っています。九条稙通ネタ系がそれ。
正当な歴史研究者では受け入れし難い事もあるかもしれないし、考えていることはあるかなと思います。
でも、それは歴史研究者の方はお仕事なので、立派な仕事の邪魔を絶対にするわけには行かないので「基本論文とか評論とかそういうのが出た後」で、何を求めているかを汲み取って、漫画にしたりします。
そうなると、他のユーザーも気になる部分がそのうち出てくる、そして十河一存というなんとも可愛さ満点のキャラができるわけです。

焼きもろこしを食べる一存。(病気から復帰後できたもの)

つまり、何が言いたいかというと、ユーザーの意見は貴重で、さらにそれを踏まえた上での考えや期待に応えたいというのをプロモーションへ繋げています。少なくとも、購入したいというと思わせるような漫画を描いたり、さらに読みたいと思う漫画を描くために、その意見を集めるために、ブランディングした三好家をさらに広める活動をプロモーションへと繋げているわけなんですけどね。

私は趣味でやっているだけの話なので、同人誌はプロモーションなのじゃないか?とちょっぴり思っていますが、割と真面目に考えながら、ここ1、2年で三好漫画を描けたかなと思っています。

これからも応援よろしくお願いします!

こんな感じで、アクスタを作って、勝瑞城御城印と実休武将印と並べてもらってます。

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