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プロ〇〇〇〇キャリアとは?

海は様々な表情を見せる

学生時代、スキューバダイビングをしていたことは<自己紹介>でちらっと触れました。そう、大学では体育会のスキューバダイビングクラブに所属していたんです。木曜と土曜には三保の松原で有名な清水の三保で潜り、連休にはよく伊豆半島に出かけていました。貧乏学生だったので、季節を問わずウェットスーツで潜っていて、冬は海辺での焚火が必須でした。実は、海は秋が一番温かいんです。比熱が大きいので、夏より秋のほうが水温が高い。そして、海は天候によって穏やかな時もあれば、荒れ狂う時もある。その姿は多様です。また、水ですから、どんな形にも変容できる。

「おいおい、何の話だよ」「そうでした。答え合わせでした、すみません」

プロ〇〇〇〇の、〇は?

そうそう「プロ〇〇〇〇」の〇の中には何が入るのか、でした。

・プロふぇっしょなる?  (仕事の流儀?)

・プロあくてぃぶ? (通販? にきびケア??)  

・プロれたりあ? (まさかの『蟹工船』???)  

「…すみません。もうやめます」

答えは「プロティアン」! 聞いたことがありますか。 キャリアデザインの世界では今、一番ホットな言葉です。パンデミックのさなかである2020年の私たちに一番必要な考え方なのではないか、と私は思っています。

もう一度言います、プロティアン。そう、私が感銘を受けたキャリア理論は「プロティアンキャリア」なのでした。

プロティアンキャリアとは?

プロティアンキャリアを提唱したのは、米国の心理学者ダグラス・T・ホール(Douglas T. Hall:1940-)先生です。なんと、1976年出版の"Careers In and Out of Organizations" の第二章にその概念が登場します。1976年、私は小学生です。ずいぶんと昔に提唱された理論が、なぜ今ホットなのか?

↑ これについてはおいおい書きます。まずは、プロティアンキャリアって何よ? その定義について書くべきですね。

プロティアンキャリアとは、「変幻自在なキャリア」のこと。プロティアンはギリシャ神話に出てくる海の老人プロテウス(Proteusに由来しています。プロテウスには「予言する力」と「何にでも変身できる力」がありました。そう、海は変幻自在なのです。そして先を見通す

1976年の書籍でダグラス・T・ホール先生は、「プロティアンキャリア組織によってではなく個人によって形成されるものであり、時代と共にキャリアを営む本人の欲求に見あうように、適宜変更されるものである(p22)」と述べています。

これからプロティアンキャリアについて、日常的な事例を交えながら少しずつ解説をしていくつもりですが、待ちきれない方には書籍『プロティアン』をお勧めします。著者は法政大学キャリアデザイン学部教授、私の恩師(ゼミの指導教官)田中研之輔先生です。

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変幻自在なんてもってのほか! 恐ろしい!

プロティアンキャリア」。絶賛する人も多いこのキャリア理論ですが、こんな声も聞こえます。

先の見えない時代に、こわくて、変容なんてできないよ😢

よくわかります。海は恐ろしいんです。私もダイビングをしていて死にそうになったことがあります。海は美しいし楽しいけど、怖い。また、人はパニックになると溺れます。誰が何と言ったって、足のつかない深さには行きたくない!実は、私もそんなひとりです。

地に足をつけたプロティアンキャリア

そんなあなたと、#地に足をつけたプロティアンキャリア について考えたい。これが私のnoteの目標です。また、田中研之輔先生の『プロティアン』は、将来が不安な30-40代のビジネスパーソンに向けて書かれています。私は、将来も不安だけど、同時に今をしっかり生きないとあっという間に歳とっちゃってなんだかもったいないことになったらどうしよう、とアンビバレントな気持ちに揺れる40-50代の女性に向けて書きたいです。なぜなら、私がそうだから(笑)

いま私は、箱根の南畑仕事をしながら、両親とゆったりした時間を持つことを最優先にしつつ、それと同時に、わたし個人の幸福な将来をも見据えて、時代に合った働き方を模索・構築しています。(←こう書くとずいぶんと複雑そうですが、実際はかなりシンプルな暮らしです)#地に足をつけたプロティアンキャリア どうぞよろしくお願いいたします。

そうそう。次回は、「ずいぶんと昔に提唱された理論が、なぜ今ホットなのか?」について書こうと思います。また読んでください。「スキ」や「フォロー」をポチっていただけると、モチベーションが上がりますm(__)m。

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