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電車でも才能を発揮

出かける用があって、時間の10分前に着くように路線検索をして駅に行ったら、なんとダイヤ乱れ。

ううむと唸ったが、すぐに切り替え、最速で着ける別のルートを見つけ、少しでも間に合うようにと、そちらに乗った。よし、これなら5分前にはなんとか滑り込めそう!このルートでは行ったことないけれど、乗り換えの駅はいつも使う駅だし、大丈夫だろう。

そう、思ったんだ。

でも、乗り換え先でも、表示された時間と行き先の電車ではなく、仕方なしに手元のスマホに表紙されているのと一番近いような電車に飛び乗る。

よしよし、急行だ。これならすぐ着くぞ。

方向オンチって、どうしてこうも意味のわからない自信を持ってまっすぐに突き進んでしまうんだろう。

あれおかしいな、こんなに遠い訳ないよな、と気づいた時にはすでに予定の時間。

よく見たら、この行き先の電車だと、途中駅の構内でさらに別の路線に乗り換えないといけなかったらしい。

なんなのそのトラップ。まっすぐ進ませておくれよ。

下北沢と上北沢が、違う線路の上にあるなんて。不条理だ。

いま、来た道を戻る電車の中で、泣きそうな顔でこれを書いている。

方向オンチの才能。我ながら強烈。

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