【節目】遂に「学生」というステージが終わった。

今まで「卒業」という節目は、どちらかというと希望に満ち溢れたタイミングだったなと感じている。

しかし、「大学の卒業」というのは、意外にもそんなことはなかった。

企業でのインターンを3回生の時からしていた僕は、そこまで大学が終わっても自分のメンタリティには影響が出ないだろうと勝手に思っていた。


しかし、卒業式前日まで続いた全国大会という大きな挑戦と、そのまま嵐のように過ぎ去っていった卒業式。

この、立て続けに物事が終わっていく様を経験した僕の心には、
学生というステージへの名残惜しさと、4月からの不安と、少しの希望と使命感に支配されている。

今日は4月1日。いよいよみんなは社会人となる日。

僕は、既卒の22卒。住所不詳。
とんでもないステータスを手に入れてしまった。
内定先も辞退した。決まっていた家も無理を言って解約してもらった。
荷物は全部引越し業者さんに保管しておいてもらっており、今は親友の家でキーボードを叩いている。


でも、矛盾するようだけど今の自分はワクワクしている。
少し前までは、本当に社会人になるのが嫌だったけれど、今は自分のやりたいことに向かって正直になれ、わがままになれている感覚がありとても楽だ。
人の2倍、3倍努力する覚悟はできている。
あとはベクトルを向けて走るだけだ。

僕は、「仕事も楽しくあるべきだ」みたいな価値観の中で、
約1年と半年、がむしゃらに走ってきた。

僕が僕に対して思うのは、
「仕事も楽しく、圧倒的に自己成長していくべきだ」ということ。その想いは変わっていない。


だけど、少し視野を広げれば、仕事は8時間で終えて、後の16時間を楽しみたい人もいる。公務員を選び、特に仕事に対しては情熱などかけない友人もいる。それら全てが違いであって、優劣ではないということだ。

圧倒的に自分自身を成長させていくという観点では、
僕の価値観は変わっていないし、新卒からは成長一本でやっていく。

どこの環境にいようが自分のありたい姿だけを目指し、とにかく自分の理想に向かって突き進んでいこうと思っている。


しかし、人には人の目的があって、
僕の中の良い友達にはその友達の人生がある。

自分が大事にしたいことはそれぞれ違う。
今までの自分は恥ずかしながらそれを「優劣」ととらえ、
どこか敬遠していた。


少しだけ、大人になれたと思う。
これから沢山沢山失敗して、その度に歯を食いしばって成長していく。

プロフェッショナルとしての一歩を今、歩み出す。


お世話になった方々へ、活躍の知らせを届けることができるよう、
必死で頑張りたいと思う。


横内大誠

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