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両親の子育て

先日兵庫県豊岡市にある父方の実家に、家族3人で遊びに行った。
私にとっては祖父母の家として子どもの頃から遊びに行っていた家だ。その家に父が定年退職後に移住し住んでいる。ここ数年、私にとっては年に1、2回田舎ライフを楽しむ良い拠点になっている。

夏休みというほど休みを取ったわけではなく、金曜日に有休を取り月曜日はワーケーションで実家からリモートワークをすることとし、3泊4日というスケジュールだった。

母は東京と兵庫県との二拠点生活を送っているので、母がいるタイミングに合わせて行ったのだが、この3泊4日で自分の両親(特に母)の子育てを垣間見た気がした。

子どもの頃から、あれをやってみたい!これをやってみたい!あそこに行ってみたい!と好奇心旺盛だった私。それが割とアクティブな内容で、両親としてもやらせたり連れて行ったりするのが大変だったと思う。
だけど、それを理不尽な理由でダメだと言われた記憶はない。やってみたい、行ってみたいと言ったことは、ほぼ叶えてもらっていた。

それがどれっっっほど大変なことか…自分が母となった今ならよくわかる。
3人の子どもがいて、父の仕事の都合で数年に一度は転勤を繰り返していた我が家。長女の私は「お姉ちゃんだから我慢しなさい」と言われてもおかしくない環境だったと思うが、妹と弟が生まれてからも一度も言われたことがない。

今回、実家での3泊4日は忙しかった。
息子もさることながら、私と夫もやりたいことが山ほどあるのだ。今回やったことは、
庭で父が作った野菜の収穫
庭でプール
庭でBBQ
花火大会
川で魚釣り
城崎温泉観光&外湯めぐり
神鍋高原で森散策
玄武洞観光&近くの絶景カフェに行く
和久傳ノ森でレストランに行く&安野光雄館に行く
地元の道の駅でお土産を買う
などなど…

庭でBBQをしている最中に夫が「今から海辺に夕焼けを見に行きたい!」と一言。
うん、確かに今日はめちゃくちゃキレイそう。夕焼け大好きな私としても見てみたい。でもBBQの片付けが全部残っているし、息子が昼寝なしで眠くてぐずぐずしてる。連れて行くのは無理だろうな…と、私ならその状況を冷静に見て諦める。
でも夫は諦めない。それが我が夫(笑)

すると母が「後片付けは全部やっておくし、潤くん(息子)も寝かしつけておくから見に行ってきていいよ。帰りに2人で温泉でも入って帰ってきたら?やりたいことは全部やらせてあげるわ!」と…(涙)

今回の実家でもう1つ大きなイベントがあった。
夫の祖父が鳥取県に住んでおり、その家につい数週間前に父が移住した。我が実家からは車で2時間ほど。
コウノトリ但馬空港に着いて実家に向かう車の途中で「あ!そう言えば祖父と父を招いてもいいですか?ちょっと遠いので泊まってもらることになりますが」と突然思いつく夫。間髪入れずに「いいわよ、みんなで集まりましょう!」と母…(涙)

聞けば夫の祖父が翌日92歳の誕生日。
祖父と父を迎えて、我が実家でみんなでお祝いをした。祖父、父、夫、息子の親子4世代が揃い、みんなで再会を喜び有り難い時間だった。
孫の川での魚釣りについてくる92歳の祖父。あっぱれ!!
(結局は近くの城崎温泉の旅館に泊まったんだけど)

と、こんな具合でこの歳になっても私(に加えて夫まで。あと孫も!)のやってみたい、行ってみたいを叶えてくれる父と母。
ありがとう、お父さんお母さん。感謝してもしきれません。
私も息子のやってみたい、行ってみたい、をできる限り叶えてあげられる母になります。
(あ、我が家の場合は加えて夫も!)

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