夫婦の会話と価値観

私たち夫婦はよく話す。と言っても、話している割合は夫7割、私3割というところだろうか…。
話す内容は色々だけど、2人でゆっくり話しをする時には息子の話はそれほどせず、お互いの仕事の話や将来の話がほとんど。

夫が帰宅してから夜中の12時や1時まで話し込むなんていうことも日常茶飯事。眠いし疲れるし、1人でやりたいことだってあるけど…でも一応ちゃんと付き合う。無理をしていると言うより、単純に面白いと思っているからかな。

大学4年生の春、初めて夫と2人でデートをしたとき(忘れもしない、新宿ルミネのラメゾンだった!)よく話す人だなぁと思った。クールな見た目とギャップがあって、面白いなと思った。あれから13年経つけれど、よく話すところはその頃から全然変わらない。

話を戻すと、2人の時間に子どもの話ばかりにならず、自分たちの仕事の話や将来の話ができる関係性について、最近は気に入っている。
それは、私も夫も人生が子ども中心でまわっているのではなく、自分の人生の主役は自分であることを理解し自分の好きなことに情熱を注いでいるからだと思う。(特に夫が)
もちろん現実的に息子が中心になる場面も多々あるけれど、「息子の人生=自分の人生」にしたくないという価値観は似ている。

ただ、私がそんな価値観になったのは割と最近だ。今より子育てのことばかり考えていた時は、もっと夫に子育ての話を聞いてほしい。もっと子育ての話ができる夫婦でありたい。と思ったことも多々あったが…無理だった(笑)
子育て以外のことに目を向けられている今は、そんな関係が私たちらしいなと思えるようになった。私の価値観が少し変わったのだと思う。

「価値観が似ていること」
…これって夫婦である上でどれほど大切なことなんだろう。結婚9年目を迎える今でも、正直あんまりよくわからない。
2人の全ての価値観がピッタリ合うなんていうことはきっとないだろうし。意外と簡単なことで価値観なんて変わるし。

ただ、住む場所に関する価値観は似ていて良かったなと思う。(あくまで結果論であって、結婚するときにこんなことを重要視したことはなかったけれど。)
・人生において「住む環境」を大事にすること
・住みたいと思う土地・場所が夫婦で同じであること
は私にとってとても大きい。

以前、子育ては人それぞれだということを書いたけど、夫婦についても同じ。ましてや30年近く違う環境で生きてきた大人の2人が共に暮らして生きていくのだから、子育て以上に人それぞれ。
誰かの「理想の夫婦」になんてなる必要もないし、自分たち夫婦の形は自分たちの手でつくっていくものだよなぁとしみじみ思う。(だからこそ、自分の納得のいかないことは徹底的に議論!)

子育ても夫婦も、家族の形は人それぞれ。
自分自身ととことん向き合い、自分にとっての幸せが何かを見失わずに生きたい…ですね。

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