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機械式時計のからくりを飽かず眺める            DESIGNART TOKYO 2023 vol.2

vol.1の続きです。

デザイン&アートの季節がやってきた   
DESIGNART TOKYO 2023 vol.1
https://note.com/yokoando/n/n41647b6d12f0

外苑前から会場を移動して、JR原宿駅前の WITH HARAJUKU 1階にあるSeiko Seedへ。

ここは日本を代表する時計メーカー、SEIKOのギャラリー兼アンテナショップ。
個人的な話になりますが、時計が身近な環境で育ったので「SEIKO」ブランドには特別な親しみを覚えます。


お目当ては「からくりの森 2023機械式腕時計とAnimacy(生命感)の正体」の展覧会。

https://designart.jp/designarttokyo2023/exhibitions/3776/

実は一足先に見た知人から教えていただき、
その素晴らしさにぜひ観たい!と思っていた展示のひとつです。

ところで、タイトルにある「機械式時計」というのは、内部のぜんまいを巻いて動かす仕組みの時計です。
ぜんまいがストップしたら、再び手作業で巻き直すという極めてアナログなシステムなんですね。

この「機械式時計」を題材として、3組のクリエイターとセイコーデザイン部が作品を制作。
https://www.seiko-seed.com/karakurinomori2023/


そのうち2つをご紹介しましょう。
短い動画でごらんください。

【動画】 時のしずく
https://youtube.com/shorts/AluPoU-q3TI

↑ 中央の円いシルバー部分が機械式時計のムーブメントです。

【動画】 連鎖するリズムのコラージュ
https://youtube.com/shorts/FXTpeZZ3vb4

↑ 10秒ごろに注目です


どちらもタイプは違えど、眺めていて飽きません。


腕時計は今や単なる時計ではなく、アップルウォッチのようにスマートフォンと連携して利用するウェアラブルデバイスとなりましたが、
そもそも腕時計の始まりは機械式からでした。

次いで腕の動きに合わせてゼンマイが自動的に巻き上げられる自動巻き(オートマティック)腕時計、そして電池式のクォーツ腕時計、
さらには電池交換の手間がかからないソーラー電波腕時計、途中でデジタル腕時計も登場、とその仕組みを変えていきました。

それが文明の進化なのかはよくわかりませんが、刻まれる1秒の長さは昔も今も変わらないもの。感じる速さはその時々によって変化するかもしれませんけどね。
そして機械式が主流だった時代をかろうじて知るひとりとしては、
ずいぶんと時が行き過ぎてしまったものだと思います。



さて、DESIGNART TOKYOの開催期間中(10月29日まで)、
さらに他の会場も回ってみたいと思います。

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