見出し画像

見てもらう努力、外1件

どうも~横山祐而です。どうでもよい日記が続く。

【見てもらう努力など】
 謎の大内帝国という漫画を描いている。客観的には2023年5月の第一話公開から何も進んでいないが、水面下では第二話を描いているのであるが、特に不調というわけでもないのにいつになるかわからない。漫画が遅々として進まないのは、結局①単純に長い。②画力がないため毎回長考タイムとなる。③経験がないため毎回初めて状態。④すぐ肩こりになる。⑤すぐ炊飯器料理の動画を見始める(しかも作らない)。⑥すぐ何かを食い始める。⑦休日は外に出たい。といった事情による。しかし、正直①~④がメインの事情で、その他は深刻ではないと思う。
 そんな感じで、描くだけでいっぱいいっぱいである。しかし、描いただけでは当然人に見てもらえない。そこで広報とかを考えなければいけないのであるが、これが本当に苦手である。本業でもできないことを趣味でもやれとか無理なのである。こういうところに匿名でどうでもいい自分語りをするのは大好き(迷惑ですね)だし、子供のころプロフィール帳に自分のことを書くのも好きだった。でも広報は苦手だ。エントリーシートや職務経歴書、業界の飲み会での自己紹介、全部苦手だ。一切語らず黙していたい。黙秘権の行使である。いいとこなんてないです。どうせなんか言ったらお前らみんな怪訝な顔するんだろ?お前のことなんか言われても反応に困るわあ。そんな予想をしてしまうのである。結婚式などでまるでPR動画なみに延々と自分の能力を評価された話や武勇伝を続けた上、友人諸氏にまでそうした武勇伝の補強をさせる感じの人っているが、そういう人を責めることはできない。ネタがあればそれが普通だろう。特に結婚式などはまさに自分が主役になれる日に他ならないのだから。しかし自分にはそんなネタはないので結婚式は嫌だった(そして夫もしたがらなかったので式はしていない)。親は嫌だったかもしれないが、普通に考えて参加者候補の人たちも私のために休日に3万円も支払って自虐にまみれた人生を聞かされたくないはずである。そういう流れで絵や漫画の広報もできる気が全くしない。実際今まで勇気を出して見せたりすると皆さん反応に困っている風が窺われ、その気持ちは自分もよくわかるから二度とやめようと思って終了である。物心ついたころからそんな感じの人生であり、自分の趣味嗜好や物言いが他人に受け入れられることは非常に難しいという気持ちだ。実際にやる他ないのである。
 まあ、第二話ができたら多少考えたい(第一話の時も同じように考えて特に何もしなかったので、結局問題の先送りである)。

【どうしても不気味な人になってしまう】
 上記に関連してか、してないか微妙だが、この漫画を描き始めてから、専門家の方の話を聞く機会が2回あった。一つは某大学で開かれた史学会であり、もう一つはお城expoのあるブースの学芸員さんのお話である。歴史の専門家のお話というものを初めて拝聴することとなり、それだけでちょっと緊張してしまった。多分史学会の方では安芸国の話が始まるやいなや自分の予習したiPadを取出し露骨に備えだしたと思うし、学芸員さんのお話の時には多分腕組みしたラーメン屋のような面持ちで首を振りながら突っ立っていたと思う(図などが見たいため前の方には出ざるをえない)。そしてあまりないこの機会を逃したら自分は一生漫画の時に困ってしまうから、訊くは一時の恥訊かぬは一生の恥と心の中で唱えて質問したりしたのであるが、これがまたいい年こいて緊張のあまり不気味な半笑いを浮かべた奇妙な不審者となり果てていたと思われ、しかも質問のレベルも他の歴史ファンから見たらお前はどうしてここいんのくらいの低レベル真っ逆さまな質問だったと思われた。そんな怪しい質問者にも丁寧に答えてくれた方々には本当に感謝である。実際に漫画にも本当に役立っている。
 なぜ自分はこういう時に死ぬほど緊張してしまうのだろう。こういうのをなんとかしたい。こういう時に堂々と名前を出してご挨拶できるくらいの人間でありたいものだが(ここで場合によってはわたくし大内家に関する漫画を描いておりまして~とか言ったりするのかもしれない。ただ、言われても言われた方も困るのではないか?え、あ、そう…て言われてもお前の高確率でクソにクソをカレーにしてかけたような内容に違いない漫画なんか別に俺興味ないけど…うん…みたいになる気しかしない)、実際は太ったゴキブリのようにその場から立ち去り、用もないのにとりあえずトイレに行ったりしてしまう。生物の最底辺みたいな卑屈な態度が板についているのだ。ここまで書いて我ながらキモさがすごいと思った。
 わかってはいる。こういうのは全て自意識過剰なのだ。私なんてという気持ちはしょせん自分勝手なものであって、しらぬ間に他者への攻撃性に転じることすらある(自分がこんな人間であるため、私は毛利隆元が温厚篤実な人間であるという見解をあまり信用していない)。だからいかに恥ずかしくても、そうした気持ちを消して、相手方への配慮を第一として物事には接するべきなのだ。お前が無能チャンプかうんこカレーか、そんなこと相手方にはどうでもいいんだよ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?