生みだし 時が訪れ 帰っていく
自分が感じた気持ちのままに、自分らしいやり方で魂から生み出す。
喜
怒
哀
楽
教わったのはこの四つ。
数年前に、ある人から訊いたこと。
「実はお釈迦様は、もう一つ仰ったそう」
差別
何故これだけが伝わって来なかったのだろう。
私には分からない。
そしてその人が事実を話したのかも……
けれど私にはこの五つ目の言の葉が、理解出来る。
実際に体験して来たことだから。
メンタルの病いは、五つ目を味わうことが多いから。
そして争いが起こるのも、五つ目が原因していることが多い気がする。
そして、人を深く傷付けるのも、「怒」ではなく、五つ目の方が多いことも、知っていた。
優劣を付けたがること。
人と比較すること。
与えられていることよりも
無いことに意識が向いてしまうこと。
私は病気になったお陰で、自由な時間をたくさん持つことが出来た。
健康な人のように社会と関わることが、とても少ない。
取り残されたような、惨めさに、意識が向いていた。
確かに病気は辛かった。
想像したことも無かった症状が、次々と
襲って来る。
いつ、このことに終わりが来てくれるのか。
背中を強く突き飛ばされ、私は地面に倒れる。
暫くして、自分は立ち上がる。
するとまた突き飛ばされ、私は倒れる。
私は力を入れて立ち上がる。
何年も続いたこの繰り返し。
病気の他にも打ちのめされる出来事。
自分は何故、生まれたのか。
考えて分かることではないのに。
表現することが好きな自分と出会えた時
私に何かを生み出すことが出来るなら、
きっとこれが、その答えだと感じた。
その時が訪れ、帰ることになるまで、表現して行きたいと、そう思えるようになった。
私は今、幸せだ。
喜怒哀楽と、共にいる世界。
泣いても、怒ることがあっても、寂しくて、どうしようもない、そんな時があっても。
ただ、五つ目だけは、私は受け入れない。
新たな幕開けの日。
因みに今年の目標は、自分をたくさん愛することです。
2022 元旦
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