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マイアミ・マーリンズがグリエルに興味

他の一塁手達が次々と契約を結ぶ中、アストロズをFAとなってからしばらく何も情報がなかったグリエルだが、今朝ようやくマーリンズが興味という情報が出回りました。

僕自身はグリエルとマーリンズはどの球団よりも相性がよくスタメンの出場機会もそれなりにあると考えています。
そこで今回は「グリエルがもしマーリンズに入団したら出場機会はどうなるか」をデータを基に考えてみたのでお付き合いいただければ幸いです。

①マーリンズの1B/3B/DH事情


※アストロズでは終盤はほぼ一塁しか守っていなかったが、一部報道では1B/3B兼任のUTとして残留という噂があった為三塁も含めている。

・一塁手

2022年一塁守備イニングランキング

去年のマーリンズで最も長く一塁を守ったアギュラー、3番目に長いレウィン・ディアスは既に退団しており、スタメン出場経験者はギャレット・クーパーと二塁がメインだったチャールズ・ルブランのみ、退団者の守備イニングは900回超えとかなり不安のある布陣になっている為、一塁手としてグリエルを獲得する可能性は十分にあると言えます。

・三塁手

2022年三塁守備イニングランキング

三塁手は1位のブライアン・アンダーソンのブルワーズ移籍が決まり退団決定となったが、フィリーズからジーン・セグラが移籍し三塁手で使うプランが上がってます。2位のジョーイ・ウェンドルは正遊撃手ミゲル・ロハス移籍でSS出場が多くなると言われているが、一塁より層は厚い為グリエルが仮に入団しても三塁を守る可能性は低いです。

・指名打者

wRC+ランキング(100打席以上)

2022年はDH起用メインという選手がいない為考えにくいが、攻撃力に課題のあるチームなので、実績豊富かつ去年のポストシーズンチーム首位打者のグリエルを獲得し起爆剤として期待する可能性は0ではないと思います。

②2023年のプロジェクション

2023年プレイタイム予測(FanGraphsより)

FanGraphsのポジション別の出場割合予測によるとこのようになっています。

・一塁手

G.クーパー    504打席 wRC+113 WAR1.4
J.エンカーナシオン 70打席 wRC+95 WAR0.1
C.ルブラン    63打席 wRC+89 WAR0.0

昨年のレギュラー格のうち唯一残ったクーパーが大半を務めるという予測。グリエルが加入した場合はこのクーパーとポジション争いをする事がほぼ確実でしょう。

・三塁手

J.セグラ   455打席 WAR2.3
J.グロシャンズ 112打席 WAR0.4
J.ウェンドル     56打席 WAR0.1
C.ルブラン  56打席 WAR0.2

今オフ移籍のセグラが全体の65%、455打席に立ち次点で昨シーズンデビューのジョーダン・グロシャンズが務め残りはUT枠で埋まるという予測。
セグラやグロシャンズを押し退けるとは考えにくいのでUT化は流石にあり得ないと思います。

・指名打者

J.ソレア  343打席 wRC+113 WAR0.7
J.サンチェス 133打席 wRC+112 WAR0.3
J.チザムJr. 77打席 wRC+117 WAR0.2
A.ガルシア 70打席 wRC+97 WAR0.0

2021年ワールドシリーズMVPの長距離砲ホルヘ・ソレアがメインでDHを務めるという予測。
残りは他の選手で分け合うといった感じだがソレアが怪我明け+他の選手はそこまで守備面の不安が少ないと考えると今年は予測通りソレアがDHメインの可能性が高いのではと僕も考えています。

③まとめ

ここまで挙げた通り
・経験のある一塁手がクーパーくらいしかいない
・一塁以外の内野も去年のレギュラーの退団あり
・マーリンズは打撃力が課題でグリエルはPS好調
・DHもソレア以外は均等程度なので出番はある
と追い風とも言える要素がかなり多く見えます。
一部報道では今日の交渉が初めてではなく、かなり順調との話もあり。ひょっとしたら近いうちに契約がまとまる可能性もあると思います。
なので今後の動向も注意深く見守っていきたいと思います。
駄文に最後までお付き合い頂きありがとうございました。


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