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2023年振り返り。気候危機、埼玉県比企エリアで地域脱炭素の輪をひろげたい。

2023年、とても充実した一年だった。

「気候危機を止めたい」という願いのために行動を。
その第一歩を踏み出した年。

何をしたらよいかわからぬまま、3月に「世界気候アクションデー」があると知り、その関連イベントに参加したことをきっかけに市民活動団体やNGOなど、気候危機解決のための活動主体がたくさんあることを知る。
私が感じていたもやもやを、多くの人も同じように感じていることを知り、「独りじゃなかった!」、とすごく励まされた。

気候危機の今現在の進行状況はかなり厳しい。(気温上昇を1.5℃未満に抑える必要がある。それ以上上昇すると臨界点(TPティッピングポイント)を超え、人の手では元に戻せない不可逆的な連鎖反応が起き、気温上昇に歯止めが効かなくなると科学者が警鐘を鳴らしている。現在すでに約1.1℃上昇しており、このままでは2030年には1.5℃に到達すると見込まれている。)

そして、対策としては「化石燃料を燃やさないこと(社会の脱炭素化)」しか方法はなく、そのための技術は既にあり(再生可能エネルギー、省エネ、断熱など)、あとはいかにそれらの技術を普及させていくのかという、むしろ、「政治」「地域コミュニティ」「人同士のコミュニケーション」「民主主義」の領域の課題であることを知る。

日本は2030年までに温室効果ガス46%削減を目標としているが、それでは1.5℃目標に整合せず不十分であり、60%以上削減する必要があると科学機関から提言を受けている。

【解説】なぜ、2030年までにCO2を60%以上削減しなければならないのか - 国際環境NGOグリーンピース (greenpeace.org)

1.5°C-consistent benchmarks Japan NDC-JapaneseTranslation (climateactiontracker.org)

気候危機解決にはリミットがある。
とにかく、2030年までにありとあらゆる手を尽くすことが、若者や子どもたちに対しての責任ある行動といえる。

解決策はあるのに、それを手に取らない(あるいは必要な速さと量が伴っていない)社会にもどかしさや憤りを感じる一方で、気候危機は自然災害とは違い、人がもたらしたものなので、人が解決することができる、という希望も感じている。

気候危機のことを学ぶうち、発展途上国のひとびとや自然を搾取することで発展してきたグローバル資本主義の問題を知り、ジェンダー不平等や世界中で起きてしまっている戦争のことなど、全ての社会問題は根っこのところで繋がっているのだと気づくようになる。

すべての問題の、同時解決がいい。
そう思うようになっていった。

知らなかったことを知り、目を開かされ、初めて社会を考えることになった2023年。

本当に何て無知なんだろう、と、知る度に自分自身が恥ずかしいような気持ちになるけど、知ること、学ぶこと、何て楽しいんだろう!

気候危機を止めたいという地域の仲間たちと、チームを立ち上げた。

来年の抱負。
2024年は、私の暮らす埼玉県比企郡エリアの脱炭素社会へのシステムチェンジを、市民の立場からすすめていきたいとおもっている。

ひとりでできることには限りがあるけれど、仲間をつくって輪を広げることでムーブメントが起こせれば、きっと大きなちからになる。

そして、こんな風にやりたいことをできる自分は恵まれている、ということをいつも忘れずにいたい。
日本という安全な国で衣食住満足に暮らし、健康で、支えてくれる家族がいて、ほかに喫緊の問題を抱えておらず、自分のためにつかえる時間がある。
私の活動を支えてくれる先輩活動家、コーチ、同志がいる。
子育てを助け合い、支えてくれる友人がいる。
友人との普段の関わりあいのなかで、ほんとうにたくさんのものを受け取っている。
情熱を感じたことに行動ができる自分に育ててくれた、両親にも感謝。

今年も一年、ありがとうございました。
来年も、よろしくお願いいたします!






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