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MUSICIANにお願い

自分が好きなものが誰でも好きとは限らない

LIVEに行くと、舞台で演奏しているミュージシャンが
「踊ろう!」「お酒飲んでますか?」と言われる事があります。
自分が好きだから観客にも同じ気分を共有したいと
考えるのは分かります。
でも、私は身体が不自由なので、踊れませんし
電動車いすで、運転があるので、お酒も飲めません。
自分が好きな物が、誰でも好きとは限らないのです。
こんな時は、小さな声で歌ったり、身体を揺らして
自分なりに楽しんでいます。

あるバンドの言葉

ある時、私は【N】というバンドのLIVEに行きました
ただ、このLIVEで、ボーカルが
「踊ろう!」「お酒飲んでますか?」
と自分が好きな事を観客も好きなような言い方をされたのです。
ちょっと感じた疎外感。
暫くして、私はこの疎外感をInstagramに投稿しました。
そして、その思いがメンバーに届いたのか
ラジオでメンバーが言ったのは
「俺たちは、踊ろう!とかお酒飲んでますかとか言っても
観客に強制しているわけではない」
でした。
更に私の疎外感が強くなったのは、言うまでもありません。
彼らの音楽は好きだけど、すごく残念な気持ちになったのです。
このLIVE終演後、グッズ購入者にメンバーがサインをするというので
タオルを買い、メンバーが手渡してくれました。
渡されても、上手く折り畳めない事を見かねた
メンバーが「やりましょうか?」と畳んでくれました。
そんなメンバーもいたから、障害に対して
理解があると私が勝手に思っていたのも
残念な気持ちを大きくした一因です。

自由にして

では私は【N】のメンバーに何て言って欲しかったのでしょう?
「自由にして」
これは、私が行く複数のLIVEで、アーティストが
言ってくれる言葉です。
「踊りたい人は踊って。踊りが苦手な人は歌ってもいい。お酒が好きな人も嫌いな人もいるから、好きな物飲んで。俺たちのLIVEは自由にして」
こんなに縛られない言葉があるでしょうか。
もちろん、「踊れ~」とかも言われる事ありますが
それは、「自由にして」の中にある一部にすぎません。
私は、【N】の番組に
「NのLIVEで自由にしては、いけないのですか?」
とメッセージを送りましたが、彼らには届いていないようです。

ミュージシャンにお願い

ミュージシャンの皆さん。
是非LIVEで「俺たちのLIVEでは自由にして」という姿勢で
お願いいたします。
その人に合った方法で楽しめるように・・・

よろしければ、サポートをお願いします。 これからも書き続ける活力になります。