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BIMで設計事務所を効率化させる

BIMを活用して設計業務をクリエイティブかつ効率的に動かしたい。
これは、現代の設計事務所の経営者としては絶対にクリアしたい目標の一つだと思います。
僕たちの設計事務所は実際にBIMの活用というミッションをクリアする事により、様々な状況を有利に進めてきました。
もちろん、2008年にARCHICADを導入してから数年はとても苦労しました、独学で全てを試しながら社内のBIMノウハウを蓄積してきました。
それはとても時間と労力のかかる道のりでした。
よく、設計事務所の経営者仲間からBIM導入のコンサルを頼まれるのですが、私もなかなか時間を割くことは難しいです。
なので、実際に教えずともなるべくそのまま使えるように、これまでの経験をもとに作成したBIMノウハウの集積であるテンプレートとマニュアルの公開することにしました。

■BIMを使用して会社で設計していく上で起きるよくある問題。

パースでは活用できるが実施設計に移行する方法がわからない。

同じ会社なのにスタッフ毎に独自のモデリングや設計スタイルがバラバラなので、同じモデルをチームワーク機能を使って編集する事が出来ない。

設計案件毎にモデリングのやり方が変わるので、過去のデータを編集する事が難しくなる。

自社のモデリング設計スタイルが確立していないので、外注事務所に設計ルールを伝える事ができなくて、BIMで外注と協力する事ができない。

上記をクリアするためにはテンプレートとルールが必要だが、

時間がなくて導入できない
使いこなせるスタッフいない
スクールいっても出来るようになるか不明
テンプレ作りたいが暇がない
テンプレ作りたいが正しいやり方がわからない

このような理由でテンプレートもルールもできないという事をよく相談されます。

クリアできない原因として1番は時間が足りない事だと思います。
BIMのテンプレートとルール作成はとても時間と労力がかかります。

参考に僕の会社のテンプレートを作るために掛けた労力と時間は。
担当のレベルとしては、BIMのほぼ全ての機能を使いこなす、設計は1人で実施設計まで完全にモデリングできる。
その人間を約一年間、テンプレートとルール作成だけに費やして貰いました。
なので
制作期間は一年間
制作費はBIMと設計を一人前に出来る人間の年収
2008年からBIMをやっている私が基本設定プラス監修、毎週ミーティングを行って完成させました。
と、なかなかにハードルが高い仕事になります。
ですが、無理な事では無いと思います。
時間とお金と労力をかければクリア可能です。

■なるべく早く簡単にBIMの定着をクリアするための方法

時間とお金と労力を0から使うハードな道が解決法としては乗り越えられればBIMの理解度、スキル含めて最強の状態になれる事は間違いありません。
ただ相当の覚悟と根性が必要です。
イージーな道として、時間と費用と労力を節約する方法もあります。
既に完成していて運用されているテンプレートをそのまま、もしくはカスタムしてつかう。
既に運用しているルールをそのまま使う。

ハードでもイージーでもテンプレートとルール化がクリア出来れば結果は基本同じです。
そして、BIMが趣味でない限りつかうべき時間はテンプレート、ルールの作成よりも、お金を稼ぐために設計やモデリングをすることです。

■BIMの一つの形としてのテンプレートを公開します

2008年から積み重ねたノウハウをBIMスペシャリストが一年かけて作成したテンプレート、ルール、説明書に加えて建物完成データを触って理解することの出来るデータのセットを公開します。
おそらく同レベルのデータセットは日本では販売されていないと思います。
内容からしても値段は格安に設定しています。
だいたいBIMをスクールで一通り習う程度でかかる費用と同じくらいです。
これを高いと思うか安いと思うかは人次第なのでなんとも言えませんが。

テンプレートについては下記のリンクをご覧下さい。
https://www.yokomatsu.info/ya-school/

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