ヒヨ子(松原 容子)

アーティストです。 美大の油絵科を出ていて、周りからは絵描きだと思われてますが、 実は…

ヒヨ子(松原 容子)

アーティストです。 美大の油絵科を出ていて、周りからは絵描きだと思われてますが、 実は絵にはちょっと苦手意識があります。

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最近の記事

Dark

The Dark Ride だった。8分50秒。 オフライン保存してある中で、家から駅までの距離と演奏時間が一致している曲。iPhoneの選曲により続けてOZZYのShot in the Dark、MaidenのFear of the Dark、Pink FloydのThe Dark Side Of The Moonも聴くことになる。闇とはなんて芳醇なのだろう、と考えているうちにダイアログ・イン・ザ・ダークを体験した時や白鳥さんを道案内した時の事を思い出す、視覚以外の感覚器官

    • 個展初日 2014.03.19

      3月中旬から4月にかけての展示は、引越しの繁忙期と重なることから搬入業者を探すのに苦労した経験があります。 それを踏まえて今回は私にとって現代彫刻のレジェンド・市川平さんに畏れ多くも搬入とセッティングをお願いしていたのです。 展示が決まったのが昨年の暮れで、お願いしたのが今年のお正月明けでしたが、その後、平さんの特殊照明家としてのお仕事が忙しそうなのを横目で見ながら早めに頼んでおいてよかったーーー♪と。超・大船に乗った気分で紐掛けを忘れていて、前日に大慌てでした。。 渋谷フ

      • 3月の個展

        個展をすることになり、DMに使う画像を用意。 今も(昔も)恥ずかしさしか無いけれど、これが一番しっくりくる。 手頃なサイズ。 時間もない話なので「旧作展」になったのだが、90年代に撮った画像って使えない感じ。 物入れの奥から作品を出すのが大変だった、撮るのは一瞬。 IPhoneカメラの性能に深謝! 80年代当時、モデルさんを見ながら人体を3時間で仕上げていた。 そのひとが発する「気」のようなもので、絵の雰囲気も描きかたも違った。後日、ライブ感のない別物になっちゃうので人物に

        • インターメディア テク 2023.04.01

          … もちろん、お元気ですよ。 どんなときだって、 ドクターがお元気でいらっしゃるというのは、 わたしのかたい信念なのですから。 『 少年少女世界の文学13 』シリーズ( ドリトル先生航海記 )から。ドリトル先生の古い友だち、紫極楽鳥ミランダの言葉。 これを思い出したんだけど、はて極楽鳥ってどんな鳥だったっけ?ということで、 インターメディアテク開館十周年記念特別展示 "極楽鳥"を観てきました。 未だ東日本大震災の痛手から立ち直れなかった2013年、自然科学や文明の確かな存

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        • 色彩
          3本
        • 分水嶺
          1本

        記事

          カッターを使うのが苦手だ       という話。

          展覧会の前、ハレパネ(糊付きスチレンボード)で展示作品のキャプションプレートを作る時は、前日からホントに気分が重い。 とりあえずハレパネは1枚余分に買う、必ず失敗する気がするからだ。   カットしているうちに糊が付着するのでマメに刃先を折るべく、カッターの替刃も忘れずに購入。 wordやエクセルで、作家名、タイトル、製作年、サイズ、材料、作品価格をプリントするところまではOK。 さて、いよいよ。 ハレパネをビニール袋から出す頃からドキドキして血圧も上がってくる感じ、もう完全に

          カッターを使うのが苦手だ       という話。

          インターメディアテク 特別展示 _MODULE アントロポメトリア(人体測定)http://www.intermediatheque.jp/ja/schedule/view/id/IMT0004     2013年7月4日

          10年前のメモが出てきたのでここに保存。 インターメディアテクは、常設と企画の間に仕切りがなく、同じフロアにあります。 特別展示 _MODULE アントロポメトリア(人体測定) http://www.intermediatheque.jp/ja/schedule/view/id/IMT0004 そうなんです。 MODULE アントロポメトリア(人体測定)、ここも常設と区別する表示もなく、ただ周りと何となく空気が違うかな? という展示になっていました。 まず、いくつかの人

          インターメディアテク 特別展示 _MODULE アントロポメトリア(人体測定)http://www.intermediatheque.jp/ja/schedule/view/id/IMT0004     2013年7月4日

          王子野戦病院反対闘争 前史

          はじめに 2022年5月、「滝野川クロニクル」というグループ展が10日間に渡って開催された。王子・滝野川の自然、歴史、生活等をリサーチして制作した作品が設置され、貴重な資料展示もあり、いくつものパフォーマンスやイベントが行われた。  私はおもに1968年の「王子野戦病院反対闘争」に焦点を絞った、それはまさにこの展示会場を攻撃目標として局地的に起こった激烈な反戦・社会運動だった。歴史上の出来事を可視化する試み、ある"時点"での個人と社会運動との関係を考察するための最初のアプロー

          王子野戦病院反対闘争 前史

          「滝野川クロニクル2022」振り返り

          「滝野川クロニクル2022」の振り返り/藤井様の質問へ答える形で。 松原容子 2022.6.21 1.そこで松原さんに確認したい点は、松原さんご自身は、このイベントの<焦点>は、どういう点に置かれたか?ということ。   展覧会を実行するにあたって私が意識したことは、イベントやアーティストに対して何か既存の形へと向かうような操作をしないことでした。 その時・その場にあるものを活かすこと、そこで生じる人と場所・人と人との関係、漂う空気を、戸惑いや居心地の悪さも含めて、再現性の無

          「滝野川クロニクル2022」振り返り

          松原容子展「自分定規」2002 – 2020 △8.31-9.12 まとめ

          展示とワークショップの期間  2020年8月31日から9月12日まで。12日間(日曜休廊) 場所 ギャラリー 檜F 東京都中央区京橋3-9-2 宝国ビル4F ギャラリー来場者 210名 ( 複数回来場者11名) 芳名帳に住所記入 46名 ワークショップ 会場での参加者(接触型ワークショップ) 6名 作品を持参・郵送してくれた人(非接触型ワークショップ)3名 「自分定規」キット販売 13セット 展示 ギャラリー檜は多くの作家や美術愛好家が立ち寄る(今回来てくれた半数以上の

          松原容子展「自分定規」2002 – 2020 △8.31-9.12 まとめ

          分水嶺 - 小海線と自由自治元年

          春は苦手だ。 不安定なお天気とアレルギー性皮膚炎で身体や精神が狂う、でも回復の兆しもみえてきた。 COVID-19にはもし感染して(いて)も、基礎体力で乗り切れる気がしている。 昨年の11月から1月いっぱいは忙しかったけれど、2月と3月は殆ど外出しなかった。  楽しみにしていた2月中旬の旅行をキャンセルしたのは、新型コロナとは関係ない夫の疾病が原因だ。 とてもがっかり。 体調を崩したふたりがお互いの回復を期待して、仕切り直しの旅行の計画を立てるために青春18 切符を買った。

          分水嶺 - 小海線と自由自治元年

          色について ー五方色ー その2

          「五方色」と「五間色」、中国の禁色とダビデの星。 古代中国の思想に、宇宙の万物は2つの相反する性質を持つ「気」からなる『陰陽説』と、自然界は火・水・木・金・土の5種類の元素からなるという『五行説』があり、両説あわせたものが『陰陽五行説』。 韓国では、『五行説』に対応する「五方色」青・赤・黄・白・黒が色彩の 源となる正色(せいしょく)として位置づけられている。 そのことを昨日書きました。 五方色(正色)*色について-五方色- 画像3つめ参照 白は、金・西・秋に対応 無実・真

          色について ー五方色ー その2

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          色について -五方色- 画像

          色について -五方色- 画像

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          色について −五方色-

          方舟に積まれた箱は5つ(5色) これらは偶然「五方色」を表していたのでしたが、そのことに気がついたのは、2014年だったかに広州市で購入した韓紙の中から感覚的に選んだ5枚の紙で箱を貼っていた作業の途中のことでした。 今回のグループ展 「ー箱によるー」の展示が終ったら、この際、五方色についてすこし知りたいな、と思っていたので、調べたことや考えたことを書いてみます。 韓国の伝統色 青・赤・黄・白・黒の「五方色」は「陰陽五行説」が基本にあるのだと。それらは古代中国の思想で、宇

          色について −五方色-