見出し画像

【最近のお仕事】キレイになるって、面白い

普段は美容雑誌『VOCE』の編集をしている。この自粛生活期間は、同じ媒体のweb記事の編集にも携わった。雑誌とは違う考え方や作業だったので、それだけで自粛生活の鬱々とした気分が一掃されるくらい刺激的だった。私個人の感覚が企画に直結しまくっているので、普段はnoteには書いていないけれど、これらの仕事はこのタイミングで書いておきたいと思う。

『VOCE』のキャッチコピーは、「キレイになるって、面白い」だ。コスメ情報を基本的には扱っているが、個人的にはこの”キレイ”にも”面白い”にも無限の広がりがあると考えている。「コスメで毛穴が消える」とか、「新しいHOW TOでメイクがアップデートできた」ということだけではなく、「心の中がスッキリと晴れやかになって、昨日と思考回路が変わった」も私にとっては「キレイになるって、面白い」だ。

そんな考え方の下、自粛期間に仕込んでいた記事がほぼ公開されたので、私の企画意図や感想とともに公開順に一挙紹介したい。

寄稿記事

タイBL
ジェンダー/セクシュアリティ研究者、福島大学特任准教授の前川直哉先生にタイのBLドラマについて書いていただきました。タイBLの現在を掘り下げることで、ただ「ストーリーが面白い!」「俳優が格好いい!」というだけではなく、ジェンダーに対する意識が、日本の一歩も二歩も先をいっている様子がよくわかります。エンタメと社会の相互作用と言う観点からもとても興味深いです。


青春コスメ
”なつかし可愛い”ものへの嗅覚には尊敬の念を抱くしかないタイムマシンラボ代表の竹村真奈さんに書いていただきました。初めて自分のお小遣いで買ったコスメはなぜかずっと覚えています。コスメと向き合う気力がない時でも、この記事を読めば、コスメに対する高揚感を思い出してもらえるのでは? そして、本当に自分の日常に寄り添い、伴走してくれる、そして何より愛し抜けるコスメ探しの一助になれば! そんな思いが込められています。悶絶するほど懐かしいコスメ(スキンケア編)が勢揃いしています。「ティース!」。この挨拶がわかる人は絶対に読んでください(笑)。

インタビュー

タトゥーシールブランド「opnner」デザイナー・岩谷香穂さん
「シール可愛いな」ということで以前から注目していたブランド。HPの「タトゥーというのは、体が変わろうと人生を共存できる最高の励ましであって、永遠のジュエリーです」という文言にずっと心を射抜かれていました。「女の子たちが、人と比べたりせず、ありのままで無理せずに、その日を乗り越えるための応援ができたらいいなと思っていて。(中略)“しんどい日も一緒に越えてこう”っていう、その人の心に寄り添うようなものでありたいとも考えています」と語る岩谷さんに感動しっぱなしのインタビューでした。(インタビュー・金澤英恵さん)

藤原史織さん
「ブルゾンちえみ」というブランドを脱ぎ捨て、本名で活動をスタートさせた藤原さん。「このままでいいのか」と思いつつも、今手にしている物を手放してまで新しいことには挑戦できない、と二の足を踏む人は多い(私もその一人……!!!)。なのに、なぜ、それを藤原さんは華麗に、何より軽やかにそれを成し遂げることができたのか? 日常にモヤモヤしている方には是非読んでいただきたい記事になっています。(インタビュー・小泉なつみさん

秋元才加さん
このコロナ禍で、最も私に「時代が変わる!」ということを感じさせてくれたのが秋元才加さんでした。SNSの発信の強さ、聡明さに感銘を受け、インタビューをオファー。どんな質問に対しても、躊躇されることなく、クリアに回答していただけ、「もう、絶対に若い世代の邪魔をしてはならぬ」と、自分の心に強く思いながらのインタビューに。公開と同じタイミングで、結婚も発表。もう、親戚のおばさんにでもなったかのように嬉しいです。(インタビュー・小泉なつみさん

EXIT りんたろー。さん
『ゴッドタン』に出てきて、この2人それぞれのキャラと素のギャップはおもしろいな、とずっと注目していたEXIT。4月の『ロンドンハーツ』内でプチ整形を暴露されたりんたろー。さんの朗らかな返しを観た瞬間、電気が走りました。恥ずかしがるわけでも、隠そうとするするわけでもない! 「こんな人を求めていた!」と感動を覚えながら即オファー。自粛期間が明け、私にとって撮影初めだったということもあり、個人的にもとても感慨深い時間に。美容論がお笑い論、人生論にも広がり、爆発的な人気を博している意味がよくわかる内容にもなっていると思います。(撮影・塚田亮平さん、インタビュー・須永貴子さん)

吉本興業さんのサイトでは、なぜオファーしたかのコメントを。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?