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「新しい暮らし」に思いを馳せる

「世界はどっちの方向に向かうのかな〜」と考えることが多くなった。

以前読んで感銘を受けたマーク・フィッシャーの『資本主義リアリズム』を読み返した。

資本主義の終わりより、世界の終わりを想像する方がたやすい

このスローガンが、資本主義リアリズムの意味を的確に捉えるものだと筆者は語る。「あらゆる存在が金銭的観点のみによって評価されるという極めて不平等で残酷な事態が私たちの理想状態として提示されている。その状態は、本当に健全なのだろうか?」という問いかけがなされているが、その問いには 

そんなわけはない。

そう、信じたい私がいる。経済や資本主義の話の議論をよくふっかけがちな友人からは、「本当にロマンティストだね」といつも半ば呆れられている。

ロマンティックなつもりではないのだが…。

そう思いながら手に取るのは、ISEC(International Society for Ecology and Culture)創設者、代表のヘレナ・ノーバーグ=ホッジの著書。

そして、経済学者のE・F・シューマッハーの著書。

コロナで移動がままならない昨今、改めて、ローカリズムの力を信じられるタイミングがきていると思う。移動や集合なき社会で大いなる経済的犠牲を払っている現状に、私はそんなことを考えてしまう。

佐宗邦威さんのnoteに出合った。たくさんの示唆に富んでいるのでご一読いただければと思う。

大胆に言ってしまうと、これからもしかしたら僕らが直面するコロナ不況は、今までのシステムにおいての再配分の失敗であると同時に、一見一見減った貨幣経済的尺度での価値に囚われることなく、僕らがこれから必要十分だと思う幸せに基づいた暮らし方に対する経済の回し方を構築するチャンスでもあるのだと思う。

田舎に引っ越すこと、あるいは二拠点、多拠点生活を真剣に模索し始めている自分がいる。

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