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「定義する組織学」新・ホラクラシー組織解説講座

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現在10名ほどの会社を経営してます。ここ数年よく聞く「ホラクラシー」。全部が同じじゃないけど、うちはもうちょっと変形的なホラクラシーなのかな?と思ってます。「考える組織」のつくり… もっと読む
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2019年2月の記事一覧

組織の終わりの始まり。その4

すみません、まだ本編に入れませんでした。桜玉吉か、おれは。 その後、私はずっとイライラしていた2007年-2011年代々木、2011年-現在四谷とオフィスの変遷があったのですが、ここ数年を除けば私はずっとイライラしていました。まあ、激怒したりとか爆発したことは一度もないんですが、思うようにはいかず、ずっとイライラ、ヤキモキする経営が続きました。まあ、すべて私の責任で当時の社員の悪いところは一切ありません。私の責任です。 「全部自分の責任」というのは結構大事なところで、これ

組織の終わりの始まり。その3

なかなか本編に入れません。 「先生の事務所で働きたいんです」チームで仕事をすることの楽しさを知った私は、社員を採用することを考え始めました。でも、採用ってどうやってするの?正社員経験もほとんどない私は、そもそも採用もわからないし、上司と部下とかそういうのもわからない。そもそも給料を支払わなければならないし、当然お金もかかる。 うーん、組織をつくる、ということを思いついたのは良いが、どうしたもんだろう。そんなとき、1通のメールが私のところに届きました。 「先生の事務所で働

組織の終わりの始まり。その2

なぜ、組織化を目指したのか。組織化を始めようとした時、それは終わりの始まりでした。その1はこちら。 上場企業での仕事、はじめての出版ライブドアというマザーズ上場企業(当時)で講演をすることもプレッシャーだし、はじめての商業出版ということで右も左も上も下もわからない状況だった私の日常はカオス化していきました。 詳細は割愛しますが、ライブドアでの講演はなんとかかたちになり、無事終了。確か受講料2万円とか3万円の講座だったのにも関わらず、告知から一瞬で満席となり、余計緊張に拍車

組織の終わりの始まり。その1

もともと、ひとりで独立開業した私。そのあたりのプロローグ的なお話です。 孤独だったひとり開業時代あんまり昔話をするのもどうかと思うので、ざっくりと。2003年に勤めていたベンチャー企業をたった1ヶ月で解雇された私は、「もう雇われたくない」というなんともネガティブな理由で独立開業してしまいました。場所は東京都調布市。仕事は行政書士。そして、6畳一間のアパートからのスタートです。まあ、この辺の紆余曲折は、おかぼくに譲ります。 まあ、そんなこんなで大変なこともあったのですが、な

この方法は、ちょっと危険です。

最初にお断りしておきますが、巷で話題の「ホラクラシー」。パワーコンテンツジャパン株式会社が実践しているのは、ストレートなホラクラシーじゃありません。似ているところもありますが、いうなれば「ホラクラシー的」な組織運営です。 ホラクラシー「的」経営で、私は正社員になった経験がほとんどありません。この記事を執筆している時点で、独立して16年になりますが、23歳で入社した企業を1ヶ月で解雇されてます。だから、部下を持ったこともないし、本当に小さな会社だったので、稟議とかそういう企業