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会社の存在意義って?①

会社は何のためにあるのか?こちらの記事も合わせてご覧ください。

過去の会社の成り立ち

いまさら細かい解説をすることもないと思いますが、世界初の会社は「東インド会社」。日本初の会社は「亀山社中」と言われてます。亀山社中は坂本龍馬が結成したことでも有名ですね。

で、ここでは歴史的な背景について話したいのではなく、会社の成り立ちについてですね。

過去の会社は、株式会社の仕組みよろしく出資と経営が分離されていました。乱暴な言い方をすれば、志や野心のある人がいて、その人にお金を出す人がいる。そして会社がうまくいけば、出資した人は配当をもらう。まあ、いわゆる株式会社の仕組みですね。株主と役員の関係です。このあたりは会社法をちょっとでも学べば出てくるところで、私があえて解説することでもないでしょう。

ところが、実際に起業して会社を起こすと、必ずしもこのような状況になるとは限らないんですよね

いまの会社の成り立ち

起業するとき、お金を出資してもらう。つまり株主を集める人もいますけど、小さな会社の場合、ほとんどが創業者の自己資本で始めることになります。つまり、株主=代表取締役という構図ですね。

パワーコンテンツジャパン株式会社も私横須賀輝尚のひとり株主です。で、代表取締役も私だけ。このあたりはホラクラシー的で、ほかの役員をいまのところ置きません。意味のない役職は、組織にとって害になります。

そうすると、株主がお金を出すから、経営者に頑張って…みたいな構図は成り立たなくなります。だってどちらも自分だから。

これによって、どんなことが起きるかというと、また別記事に書くつもりですが、創業理念がエゴに近づくんです。別にエゴそのものを否定するつもりもないです、パワーコンテンツジャパン株式会社も最初は私のエゴで始まってます。

何が言いたいかというと、出資と経営が分かれている場合、その創業理念が単なるエゴだと出資が募れないということ。例えば、会社起こして大成功して酒池肉林が私の夢です!みたいな人に出資したいかというと、まあとんでもない配当があったりとか、絶対に儲かる話みたいなのでなければ、人は出資したいと思わないでしょう。

そうなると、自然とパブリックな創業理念にならざるを得ない。まあ、そうやって考えるとバランスが取れたシステムなのかもしれませんが、出資と経営の分離が明確でない現在は、エゴに近いかたちで成り立っている。ということが言えます。

特に株主兼経営者になるわけですから、基本的には創業者の意思によって成立するもの。これが現在の会社の成り立ちです。これがひとつの前提になります。

会社の存在意義って?②に続きます(近日更新予定)

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今後も私たちのホラクラシー的組織論の記事は執筆していきますが、その全容が待てないという人は、こちらの講座をご覧ください。パワーコンテンツジャパン株式会社の組織論のすべてが詰まってますので。


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