見出し画像

会社の存在意義って?②

この記事の続きです。会社はなんのためにあるんでしょうか?

この記事も合わせてお読みいただくと良いかと思います。

現在の会社の存在意義①創業意思

かつては資本と経営が分かれていた株式会社という存在も、最近では株主兼経営者という図式が多く、基本的には創業者のエゴによって設立された会社が多数になっている、というのが前回の要旨でした。

わかりやすくいえば、「お金持ちになりたい」とか「モテたい」とかそういうエゴですね。最初から世の中のため、世界平和のためとか考えて創業する人は稀。やはり最初は「自分の」夢を叶えたくて創業するんです。

つまり、現在の会社の存在意義の①として、創業者のなにかしらの意思に基づいて、会社は生まれる。これは疑いのない事実だと思います。

現在の会社の存在意義②何のために

最初はエゴで始まるし、エゴでいいと思うのですが、基本的に私的な欲求だけだと続いていかないんです。よほど商品が優れているとか、売りやすいサービスだとかであればまた別なのですが、要は「儲けたい」「成功したい」だけだと、最終的に成立しなくなる、と私は考えています。

例えば、長く続ければ取引先もお客も増える。もちろん従業員も増える。お金というのは、商品やサービスの対価ですから、「役に立っていない商品・サービス」にいつまでも報酬を支払ってもらえるはずもなく、徐々に貢献度を求められるようになります

また、別の角度で見れば、事業が続いていくと簡単に辞められなくなります。最初は「やーめた」で辞められた個人事業が、社員がいればそんな簡単に廃業できないし、取引先はあなたの会社を頼りにしているかもしれない。つまり、徐々に公共性を帯びてくる、というわけです。

そうすると、あなたの会社の関係者に貢献することが求められてきます。お客、社員、取引先。こういったステークホルダーに貢献していかないと、社員は辞め、お客は離れ、取引先はほかと取引を始める。そういうことになってしまいます。

つまり、結論として私欲は公欲に変わっていかなければならない。そういうことなんです。

私欲から公欲へ

最初はエゴです。それでよいと思います。そこから先、様々な関係者が生まれてきます。それが社会への責任みたいなものでしょう。だから、いずれは世の中に向けた貢献度の高い事業をする必要がありますし、それをメッセージとして出していくことが重要だと私は考えています。

だから、会社は何のためにあるの?と言われれば、やはり「世の中をよくするためだけにある」という言葉につながっていくんですね。ほかにも会社の定義は様々だと思いますが、それはいろんな解釈があって良いと思います。

ただ、私はこれです。

「世の中をよくするためだけにある」

これがシンプルでベスト。あとは社員、取引先、お客のために頑張っていくだけです。その対価として、自分の報酬が生まれる。それが私の会社の定義です。

新・ホラクラシー組織解説講座

今後も私たちのホラクラシー的組織論の記事は執筆していきますが、その全容が待てないという人は、こちらの講座をご覧ください。パワーコンテンツジャパン株式会社の組織論のすべてが詰まってますので。




サポートは要らないので、スキやいいねお待ちしてます。TwitterやFacebookなどで感想いただけると嬉しいです。エゴサしてます。#横須賀輝尚