勝手にチャレンジ1000 0068 グラジオラス。いつか花束を作りたい。

久々にきちんとグラジオラスが咲きました。

でも、倒れた(笑)。

たった3個の球根を植えたのはいつだったか?とにかく10年や20年以上の昔であることには違いない。
たった3個、なんでこんなところに植えたのか。花も毎年咲いてるわけではないような気もするし、こんなにきれいに咲いたのは余り記憶にない。黄色だったんだ、何て改めて思ったし。ごめんね。

「いつか自分の素敵な家をもって、引っ越ししたら、遊びに来てね。グラジオラスの花束をもって。」

と彼女が言ったのは大学卒業間近の頃。

大学一年からずっと仲がよかった女友達。
私と違って背が高くて、80年代のデザイナーズブランドの隆盛そのままにおしゃれで、音大に行くつもりで高校三年には毎月名古屋から東京までレッスンを受けに来ていたとか。なのに推薦がうけられるから、と、親の薦めで結局慶応の法学部に進学した、というエピソードもかっこよかった。

グラジオラスの花束!
そんなものがあるのだろうか?
何ておしゃれなの?!
と、声には出さなかったけど心の中で感心した。
バラの花束のようにたくさんのグラジオラスを束ね、サテンのリボンを長く垂らした大きな花束を渡すと、まーッ!素敵ー!ありがとうー!!と、グラジオラスに負けない華やかさで喜ぶのだろうな、と思った。
いつかそんな日が来れば素敵だな、と思って植えたのかな?
きっと、何か私にも思いがあったはず。でなければ、こんなところに3本だけグラジオラスなんて、唐突すぎる。

さて、彼女はデザイナーの男性と結婚して大阪に住んでいる。ピアノを教えていたけれど、今はどうしているのかな?
「自分の家」はできたかな。
私がすっかり筆不精で年賀状も書かなくなって、何となくご無沙汰したままだ。
なんと、最後に会ったのは二十年も前で、最後に電話でしゃべってからも何年もたってしまってる。
グラジオラスが咲いたのよ、と、電話でもしてみようかな。
あなた、グラジオラスの花束持ってこいって言ったでしょ、と言うと、彼女もそんなこと言ったっけ?と言うかも知れないけど。

どうしてそこに植えたかわからないけど、今年はグラジオラスがきれいに咲いたことを覚えておこう。
白いグラジオラスもいいな。少し、場所を考えてふやしてみようかしら。

でも、まず、とりあえずは、支柱をたててやらなくては。

#gardenwork1000




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?