勝手にチャレンジ1000 0067バラ戦争に決着を②

朝7:10夫の出勤を見送るついでに、つい、ハサミを手にとって、ちよっと伸びた枝を切ったところ、弾みが着いて、一気に野バラを切ることにした。

バラ戦争についてはこちら↓
勝手にチャレンジ1000 0062 美しき五月のバラ戦争。|yoko yamanaka #note https://note.com/yokotanu/n/n45e453d65ad6


枝の先に着いた花柄をたどりながら、注意深くなるべく枝分かれした幹に近いところで切断。
頭に降りかかってくる鋭いトゲの付いた枝をものともせず、ずんずん切る。チョキチョキ切る。太い枝をバチン!と切る。
あらかじめ先日切っておいて枯れた葉や花柄がパラパラと落ちてきて目に入る。脚立とか使えば良いのに成り行きで始めたので、手袋も帽子も無しで、またしても傷だらけになりそう。
上を向いて切っていくので、梅雨の晴れ間の太陽が眩しい。朝から既に夏の日差しのようだ。

でも、それなりに調子が出て、野バラの大きな一群をごっそり片付けたら、勝負の行方が見え始めた。

8:45アーチの上に繁茂した野バラはあらかたなくなって、残ったつるバラの枝をアーチに絡ませる。ついにバラ戦争は決着を見たのである。


ちょっとのつもりが1時間半もたってしまっていた。
あとには死屍累々、野バラの残骸が。


優勢であった野バラを下し、つるバラが勝ったのは、ひとえに神のごとき私の裁断によるものである。
「大丈夫、切ってもこの子はなんぼでもふえる」
農家の方の言葉を信じて野バラをばっさり切ったのだから、来年の5月まで、つるバラには大いに成長して、陣地を拡大し、たくさんの花を咲かせてほしい。

切りながらわかったことは、このつるバラは多くの枝の向きがことごとくアーチ側に向いておらず、アーチに沿わすのが難しいということ。そして、野バラは逆に枝振りがアーチに沿っているということ。
これは、このアーチの根本につるバラを植えた時点に遡ってみなければわからないが、植物の、延びたい方向、というか、もしあるとしたら、このつるバラの正面というか、枝の向きを間違えて植えたのではないか?ということだ。それならこのアーチがうまく行かなくても当たり前だ。つるバラは意に沿わない成長を求められて苦しい年月であったろうし、また、これからも無理をしてもらわねばならない。
それとも、アーチに仕立てるには正面とか、そういうものはなくて、うまく誘引しつつ、要らない枝を切って、整えるというものだとしたら、そういう手入れを数えるほどしかしてこなかった私たちの責任なのかもしれない。

まあ、いずれにせよ、美しき5月を楽しみにするにはこちらの気遣いも必要だということか。ほったらかしの庭とちがって、やはり、バラには気を遣ってやらないとならないのか、やれやれと思いつつも、ちょっと仕事した気分で気が晴れたのだった。

#gardenwork1000


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