勝手にチャレンジ1000 0085 ジョンのこと



七夕の夕方、我が家の犬、ジョンが天に帰りました。
雨だったけど、きっと星になったはず。

朝、散歩の途中で足がたたなくなり、その後、獣医に行き手当てを受けましたが、難しいということで、うちに連れて帰り、私と末っ子で酸素テントを作り寝かせました。午後、長男が駆けつけ、夫も早引けして帰ってきました。
獣医の息子が掛かり付けとはまた別の動物病院で改めて検査したいというので、近所のクリニックで見てもらうことになり、運び込んだところで、息を引き取りました。
肺胞出血を起こしていたようで、安楽死を含め、みんなでいろんなことを考えましたが、肺で酸素の交換ができず、徐々に血中酸素濃度が低くなり、溺れる苦しみで暴れ、苦しんで苦しんでなくなる、という最悪に悲惨な状況にならず、ふぅ、と、最期の息を吐いて亡くなりました。

結局終ってみると、朝立てなくなって、あれこれしているうちに家族が集まり、夕方に亡くなったということで、半日で逝ってしまいました。
推定年齢13歳、老犬の域に入ってきたので覚悟はしていましたが、その日の朝まで早朝(ジョンのサマータイムと呼んでいました)からおやつ!と催促し、散歩に出掛け、そのまま帰らぬ犬となりました。

虐待ということで保護されたけど、マンション住まいの人が多い保護団体ではちょっと大きくて置いておけない、ということで預かりをお願いされ、そのままうちの子になったジヨン。
黒柴の雑種で大人になってる、といわれて来たけど、あまりに行動が幼いし落ち着きがないからきっとまだ子供なんじゃない?と思ったら、案の定、その後どんどんどんどん大きくなって、冬場は肩から胸にふさふさふさの毛が出てきて、ハスキーの雑種?とみんなを驚かせたジョン。
お世辞にも賢いとは言えず、勘も悪く、無駄に高い運動能力をもて余して、庭を掘り返し、脱走しては二度も警察にお世話になって、お巡りさんたちに山中さんちのジョンくん、と、覚えてもらったジョン。
先にうちにいたノエルにすぐになついて、そばに行っては疎ましがられていたジョン。
一緒に保護された気の強いお姉さんが人を噛んでしまって殺処分されていました。
うちに来た日、落ち着かなくてうろうろして吠えるので、庭に新聞紙を敷いて一緒に外で寝ころんで寝かしつけました。。
いくつになってもちっとも賢くならなくて、最近では寝てばかりだったけど、庭のお気に入りのマットの上で寝てるジョンを見ると、こちらまで長閑な気分になるのでした。
音楽が好きで、犬や猫や人には吠えないのに庭で蝶々に吠えていました。

ジョン、わたしの子。
みんなの永遠の弟。
山中家の無邪気担当。

みんなに幸せをくれたジョン、さようなら。
きっといまごろは、気の強いお姉さんや、気だるいノエルの後をついて回っているのでしょう。
また会いましょうね。

実際に、また、SNSを通じて、
ジョンを愛してくれた皆さんにお礼申し上げます。

#gardenwork1000

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