見出し画像

ワクチンを打ってもらったので、今日は左腕が重たいです。


おはようございます。

方向オンチのロンドンガイド、露原耀袴です。

今日、コロナワクチンを打ってもらってきました。

画像1

会場は自宅から歩いて3分ほどの教会と、

そこに隣接するホールです。

9時10分の予約だったので、余裕を見てホールの入り口に、

5分前に到着すると、列は全くなく、 ボランティアの女性が、

「ワクチンですか?予約してますか?こっちにどうぞ」

と、除菌ジェルを手にのせて、中に案内してくれました。

まずここで受付です。

名前と生年月日を聞かれ、デスクトップで予約を確認してもらうと、

はいどうぞ、と仕切られたブースの一つに案内されました。

この間、2分はたっていないと思います。すばらしいスピード。

ワクチンの予約も簡単でした。かかりつけのお医者さんから、携帯にメッセージが届き(ワクチンのご用意ができましたよー。きてくださーい)   リンクをクリックすると、名前と生年月日を入れて、日にちと時間を選択できるようになっています。私は一度、予約を入れた後で用事ができたので、キャンセルして取り直したのですが、それもクリック数回で終了。

よくできているなあ、とシンプルに感心しました。

予約が取れると、携帯に確認メッセージが届きます。そして予約の前日に、もう一度来ます。(明日ワクチンですよー。わすれないで来てくださーい)

画像2

さて、ブースに入ると、二人の女性が待っていました。一人は記録係らしく、ノートパソコンの前に座っています。もう一人が、注射の係のようです。二人とも、首にボランティアと書かれた名札をかけています。

注射の係の女性から、まず、アレルギーはないか、薬は飲んでいるか、妊娠しているか、など、基本的な質問がありました。

「今から打つワクチンは、ファイザーです」

と告げられ、思わずガッツポーズをします。色々な意見はあると思うのですが、どうせ接種するならファイザーがいいな、と思っていたからです。

注射係の女性は、副反応の可能性や、その症状のことを説明してくれました。

「色々ありますけど、特に多いのは疲労感です。ワクチンを打った後、長い人で1週間以上、疲れた感覚が取れない人もいます」

ああ、それじゃあ、しばらくなんにもしないで、のーんびりしないとダメですねえ、と私が言うと、

「そうそう、ソファに寝そべってテレビを観るくらいしかできないわねえ」

「掃除機なんて、持ってのほかよ!」

と、記録係の女性も笑いながら入ってきます。

全員マスク越しで、声もゴモゴモした会話でも、

こうやって知らない人と冗談を言い合ったりできるのって、

いいなあ、としみじみと思いました。

注射は一瞬

「イダっ!」

くらいで終了。

一日に何十人と打っているのでしょう、あざやかな手つきでした。

「となりの教会で、この時間になるまで待機してくださいね」

と、時間を書いたパンフレットと、ワクチンを受けた証明カードを受け取り、お礼を言って出ようとすると、

「はい、よくがんばりました」

と、サッとシールを胸に貼られました。

「ワクチン打ちました」

と書かれているシールです。ご褒美シールです。なつかしいです。

わたしゃ子どもか。

隣の教会に案内されると、ピアノの音が聞こえます。

グランドピアノを弾いている、銀髪の女性に見覚えがありました。

ここの教会の専属のピアニストさんです。チャリティーコンサートで、演奏している姿を見たことがあります。

「どうぞ、時間までゆっくり座っていってください」

係員の方がいすに案内してくれました。この人もボランティア。外で駐車場の係をしていた人たちもボランティアです。こんな近所なので、私も手伝いに来ようかと考えます。注射は無理ですが、案内くらいならお手伝いできるかも。

ピアノの生演奏の流れる教会で、過ごした時間を含めても、ワクチンを打って外に出るまで、30分かかりませんでした。

こういってはなんですが、普段、イギリスという国は、スピード感とは無縁です。道路工事はいつまでも、いつまでも終わらないし、水道や家電の修理を頼んでも、いつまでも、いつまでも来ないし、列車は時間通りこない。

日頃がそんな感じがデフォなので、こっちも「まあ、明日があるさ」と

呟くのに、すっかり慣れっこであるというのに、コロナ禍という有事に見せつけられた、スピード感と機動力に、面食らいつつも、

やればできるなら、普段ももう少しがんばってくだされ、

と、思わずにいられないのでした。


画像3


さて、まだお昼前。今日は、だらだらゴロゴロして過ごせと言われましたが(意訳)、ふと近所の映画館の情報を見ると、あれ、やっているではありませんか。あの、日本で超絶大ヒットしたらしい、

Demon Slayer The Movie: Mugen Train 

訳してあると、なんだか全然別物に聞こえますが、「鬼滅の刃」劇場版無限列車編でございます。デーモンスレイヤーて。なんで無限だけ残したのだろう?

左腕を上下させると、何となく痛い?そして重たいような気がしますが、せっかくなので、ちょっと行ってみたいと思います。

それでは今日もいい日になりますように。

行ってきます!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?