漫画家・浦沢直樹の上の動画も面白いですが（漫画と同じくらいやたらとお話も上手い人です）、ここで私がお薦めしたいのは以下の試し読みです。第一話だけが無料で読めますが、この第一話に全ての魅力が詰まっていると言える世界観です。
　じつは第二話以降もとてつもなく良くできたエピソードが続き、第一巻で読者の心を鷲掴みにするストーリー展開となっています。でも浦沢作品て、クライマックスまで凄く盛り上げておいて、ラストが意外とこじんまりしてしまう印象があります。この『PLUTO』も例外ではありませんが、それでも手塚治虫の暗黒面の宿る未来世界は浦沢漫画にひと捻り与えています。

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　終盤近くまで主人公はドイツのロボット刑事ゲジヒトですが、最後は日本の少年ロボット・アトムがお話を締めくくります。浦沢直樹らしいキャラ設定の妹ウランも面白いです。
　手塚治虫ファンは一応読んでおいて損はない作品。