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国や会社に「してもらう」ではいけない理由

「国があなたのために何ができるかを問うのではなく、あなたが国のために何ができるのかを問うてほしい。」

アメリカ第35代大統領であるジョン・F・ケネディの就任演説で述べられた有名な一節です。

あなたはどのように感じますか?

私はこの言葉が好きで、自分の考えの軸になっているものの1つになります。

この言葉から見える「主体性」の考え方が、
現代の日本で生きる私たちにおいても重要だと感じています。
今回はこの主体性について述べていきたいと思います。


※念のため触れておきますが、国家主義を訴えたいわけではありません。

「なにかをやってもらう」からの卒業

このケネディ大統領の言葉に出会ったのは、
社会人として働き出して数年たったころでした。

その時に、
「いつまでやってもらう側にいるんだろう」
ということをふと感じました。

これまでの人生を振り返ると、
当たり前のように生活に必要なものは準備されていて、
経済的な制限はあるものの、やりたいことや欲しいものを得る機会は十分にあったなと感じます。

そして、それは誰かがやってくれているからできることであるということに改めて気付かされます。

もちろん大人になった今もなお、
周りの人に助けてもらって毎日を過ごしていますし、
これからもそうでしょう。


では一方で、私自身は誰かのためになっているのかと、
そんなことを考えるわけです。


私自身の生活が誰かのおかけで成り立っているように、
私は誰かの生活を成り立たせる一部になれているのか。

気付けば社会人になり、30代になった今、
なにかをやってもらっている側ではなく、
誰かのために行動する側にならなければと思うわけです。

もちろん、これは個人の考えなので全員がそうあるべきだとは思いません。

なぜ周りの人のために、自分の時間やお金を使わなくてはいけないんだ?
という考えがあっても不思議ではありません。


ただ、「誰かにやってもらう」が前提となってしまい、
自分ができないことや満足できないことを国や会社、家族のせいにするくらいなら、
私はやってもらう側ではなくて、やってあげる側になりたいと考えます。



やってもらうは楽だが、成長しない

やってもらう側はその時々では楽です。
ただ、一皮剥けた大人になろうと思うとそちら側にいると限界があると思います。

一方で、相手に喜んでもらえること、価値を感じてもらえることを理解し、
それを提供するということは簡単なことではありません。

しかし、相手のためにする試行錯誤は必ずあなたを成長させてくれます。

あとは、あなたがどちら側の人になりたいかだけです。


主体性を持つコミュニティを広げていく

先ほど、どちら側の人にと二元論を述べてしまいましたが、
現実として、どんな人も100か0ではなく、グラデーションがあると思います。

ただ、先ほど述べたとおり大人になって成長するにつれて、
「やってもらう」の割合は少なくしていきたいですよね。

そこで、私が提案するのは
自分のコミュニティで主体的に行動することです。


主体的な行動とは、
自分がそのコミュニティを動かしていく、
言い換えればリーダーのような役割を担うということです。

リーダーというと大変そうなイメージを受けるかもしれませんが、
大事なことは、自分が率先してそのコミュニティに貢献していけば良いと考えます。

具体的には、友人グループと飲み会をしようという話になった際に、
自分がお店の候補を挙げて、予約をするといったような簡単なことも立派な主体的な行動と言えます。

そして、それが友人の旅行の計画をすることや、同窓会の幹事、仕事のチームへの提案など、
できることの範囲を広げていくことに繋がっていきます。



憧れの人に近づくためには

誰しも会社や学校に憧れの人っていると思います。

いつも仕事ができて、周りからも信頼されているような人っていますよね。
そういう人が周りからよく言われている言葉って、

「あの人は自分の仕事も大変なのに、私にも関心を持ってくれて助けてくれる」

といった内容が多いと思います。

そういう人って、やっぱり何事にも主体性があって、
自分ごととして考えて取り組まれているように思います。

もしあなたがそうなりたいのであれば、
自分が何をしてもらうではなくて、
自分が何をできるかに注目して、

主体的に取り組んでいくことが大切だと思います。

もちろん、明日すぐにそれができるようにはなりませんし、
この主体的に行動できるシーンを少しずつ増やしていくことが
憧れの存在に近づく道なのかなと考えています。




私自身もまだまだだなと日々反省していて、
つい人に甘えてしまっているなーという時があります。

今回、この記事を書いて、改めて主体的でありたいと思いました。
その生き方の方が、いい意味で人に期待しなくて良いので、
ブレずに毎日を過ごすことができます。

誰かのせいにするのではなく、
その目の前の問題を自ら積極的に取り組んでいきたいと。



それではまた!





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