「君は行方不明の幻影になる。」進捗録01

執筆と言う作業を幾分か進めて、やっと現在進めているプロジェクトが進んできた。

只今進めているプロジェクトの名前を、旧名では「Illusion of a missing summer」と呼び、日本語訳で行方不明の夏の幻影と呼んだ。
それだとどうもとっつきにくいし、そもそも読みずらいという問題があった為、ここでようやく題名が本決定したのである。

「君は行方不明の幻影になる。」

このプロジェクトの進捗録を、ここに書き溜めていくことにする。

こちらのプロジェクトは、小説、楽曲、イラストを主軸として一つの物語から織りなす(予定の)作品群である。
一人で全部を手掛けるので、その作業の途方も無さは想像を絶するだろうし、今現在の自分も想像が出来ていない。
五月二十五日現在、小説版の第一話が一応完成した。推敲作業はまだ残っているが、そう大幅な変更はしないだろう。それに伴い、物語全体のプロットの修正も完了している。
第二話の着手は恐らく明日以降になるだろう。少々の用事が本日に固まっており、結果的に忙しくなってしまっている。

小説についての、現在の構想を書き留めておく。
小説版は、一人称視点で展開される連載作品となり、現状は一話につきおおむね一万五千文字程度を八話分、ということになっている。が、高い確率で、これが九話になる。
小説の投稿は、全話を書き終え、また楽曲も大半が完成した時点になると思う。楽曲自体は、各話に対応した楽曲が制作されるが、流石に動画まで作っていると死にかねないので、二作分程度に絞り制作予定だ。小説でわざわざ一人称にしたのは、一定の没入感を担保する目的もあるのだが、同時に楽曲にてもう一方の視点を描きたかったというものでもある。
どうせ小説と楽曲が作れるのだから、それぞれ別のアプローチがしたかったのだ。

また、執筆に伴って、物語の舞台のモデル地の散策も行った。ここで撮影した写真の構図を多くイラストに流用して少しでも負担を減らす目的がある一方、地理的な部分を明確に炙り出すことで、小説自体の描写にも一役買ってくれることを望んでのことだった。

現在楽曲とイラストは一切の進捗がない。小説を四話程度まで書き上げたその時にでも進め始める予定で、それまでは別プロジェクトやボカコレへの楽曲制作、また脚本執筆に力を入れていく予定である。このプロジェクトの完遂は、概ね九月末までに出来たら上等程度、下手したら頓挫するかもしれないというのが正直なところである。(実の所、毎日のように自身の作品のクオリティ不足に打ちのめされているのが、筆を折るに至るもっとも危険性の高いファクターであるのだが)

もし完成したら、楽曲はYoutube上にてプレイリストにまとめて疑似的なアルバムにする予定である。もしかしたら円盤になるかもしれない。
小説は、どこかのプラットフォームで読めるようにするだろうが、本当に気が向いたら刷ってみても悪くないと思う。流石にコピ本だとは思うし、読者がいないことは初めから織り込み済みなので、もはやこのプロジェクト自体が殆ど自己実現目的のものであるが。

このプロジェクトが終わったら、私は活動を停止……することは絶対にないと思う。寧ろ、こちら「君は行方不明の幻影になる。」の前日譚的なEPの構想まで現在練られている。

次に進捗録を更新するのは、願わくば一週間以内がいいと思う。そうでなければ、それは即ちサボっていることに同義だからだ。

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