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💠~砂糖不使用~完熟梅のピューレ

梅の酸味がさっぱりと美味しく、元気が出ます。肌に塗ると、皮膚が柔らかくなめらかになり、肌色も明るくなるので、私は化粧水やパックとしても愛用しています。

(写真は梅豆乳ヨーグルト。レシピは下にあります)

完熟した梅の実をたくさん頂いたので、梅ピューレを作りました。

このレシピは、
以前、梅の木のある家に住んでいた頃に考えたものです。

庭の端の木からこぼれ落ちた梅の実が、敷地より一段低いアスファルトに叩きつけられて、割れたりつぶれたりしてしまうのを、とても残念に思っていました。

風の強い土地柄もあって、大風の次の日ともなれば、道路を埋め尽くすほどに実が落ちることもありました。

落ちたばかりの梅の実を拾い上げてよく見ると、割れてはいるものの、とても綺麗でよい香りがしています。

捨てるには忍びない。

しかし、梅干しを作るにも、梅酒を作るにも、使えるのは傷のない、綺麗な梅ばかり。

傷モノの梅も使えて、砂糖不使用で、毎日たっぷり食べても身体によくて、美味しくて、見た目にも涼やかなレシピが欲しい。
さらに、大量の梅を使い切りたいので、少ない手間で作れたら猶良し。

そんな思いから生まれたレシピです。

🔶🔶🔶

【材料】
熟した梅の実

【下準備】
梅干しや梅酒も作る場合は、それ用に青くて綺麗な梅を取り分ける。

梅ピューレは、割れた梅、つぶれた梅、綺麗なところだけ切り取った梅でも問題なく作れるので、梅干しや梅酒用としては使えないものでよい。

緑色が濃く、固くて未熟な梅でピューレを作りたい場合は1~2時間水に浸けてあくを抜くとよい。黄色がかった梅、完熟梅はあく抜きの必要はない。

※わが家では、黄緑色の梅ならあく抜き無しで作ります。緑の濃い梅も、少々混じっている程度なら、あく抜きせずにそのまま使ってしまいます。

【作り方】
①大きな容器に水を張り、梅を洗う。竹串を使い、梅のヘタを取る。

②軽く水切りした梅と50ccの水を鍋に入れて、蓋をして火にかける。

最初は中火で、沸騰したら弱火でコトコト煮る。

水は、梅から水分が出てくるまでの、梅を焦がさないための保険的役割なので、入れすぎてはいけない。

鍋に梅を入れる時、柔らかい梅の実を下に敷くと、はやく水分が出るので、はやく煮える。

水の量は、梅の完熟度、量、鍋の形や性質によって調節する。

③梅の完熟度、量、鍋の形にもよるが、20分くらいで梅酢が上がってくるので、お玉で上から梅の実を押して、梅の頭が水分に隠れるように沈める。青梅の青酸も、熱を通せば無毒化できるので、その意味でも、ここは丁寧に沈める。さらに2~3分弱火で煮る。

すべての梅の実が、完熟梅のように黄色く柔らかくなったら、火を止める。
緑の濃い固い梅も、黄色く柔らかくなるまで煮る。

④熱消毒の意味も兼ねて、熱いうちに耐熱性のタッパーに梅を移す。

⑤火傷しない温度になったら、ビニール手袋をして、梅の実を潰し、種を取り出す。

完成!保存は冷蔵庫で。

大量に作った時は、使いやすい量に小分けして冷凍保存すると良い。

手間を減らすポイントの一つは、完熟梅が手に入ったら、すぐに作り始めること!

熟した梅、傷ついた梅は水につけると腐りやすいので、下準備から【作り方】④の火を通し終わる段階までは、一気に終わらせる。

「今日下準備をして、明日煮る」のように時間をあけると、下準備を済ませた中から腐りが出て、梅の選別からやり直すこともある。

【食べ方】
わが家では、豆乳と混ぜ、ヨーグルトのように食べるのが人気です(上記写真)。お好みで米飴や蜂蜜、メイプルシロップで味を調節してください。

その他にも、無糖炭酸水で割って梅ソーダにしたり、料理にも使えます。


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