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DTMerのギター・ベースエフェクター最適解を考えてみる

こんにちは。Yomogiです。

とてもお久しぶりですが、おかげさまでそれなりに忙しくさせていただいております。

本当は今年買ったプラグインや機材周りで良かったもの10選とかやろうと思ったんですが、それはもっと年末にしようと思い。
新しい機材を買って思うところがあり、先にこちらを。

今回は、DTMでギターやベースを弾いている方に向けてエフェクターやアンシミュは何が良いのかのすゝめを書いていこうと思います。

擦られすぎてるネタですし、Kemper新作が出たタイミングで書くの「は?」と思いますが。

それでは行ってみましょう。

色々な選択肢

私の場合、元々はギターをメインに活動をしていましたが途中からいわゆるコンポーザーの方面に進む道を歩んだわけですが、それ故ギター周りの機材に関してはやはり良いものや尖ったものを選ぶことが多かったです。

遍歴は
コンパクト → Kemper → NeuralDSP → コンパクト → HELIX floor

少し各機材の所感をまずは書いていこうと思います。
※今回はあくまでエフェクターなのでPCエミュ系は省きます

コンパクトエフェクター

好きを詰め込んだボード

私はコンパクトエフェクターが大好きで、最初は大きいボードを構築してなんでもできるようにしておりました。
しかし場合によっては機動力もなく、お財布には優しくないし新作が出たら試したくなるし、一つ一つの得手不得手を把握するために購入してから色々調べてボードを組み替えてと…。

そしてどんどん小さくなり、現状はサブボードとしてメイン機材が手元にないときに使ってます

自分のこだわりを詰められる夢のボードではあるのですが、デメリットは多分にあります。

Kemper Profilling Amplifier

kemper stage

Kemperを過去2台利用しており、一つはラックタイプ、もう一つはフロアタイプ。
これは「音がいい」というくくりで説明して良いのかは置いといて、一番真空管アンプらしい音が出せると思います。
そして、いちいち重いアンプヘッドを持ち運ぶ必要もなく、PCとの親和性も高い…。

ですが、エフェクターが弱い。増えましたが足りない。
バンド物なら足りるけど。
あとなんか、結局他人のリグ使うのでなんか…なんか思うところが出てくる。

でも音は本当にアンプみたい。
ヴィンテージはまだしもダンブルとか弾いたことないからわからないけど。

マルチエフェクター(NeuralDSP、HELIX、BOSS GTシリーズなど)

HELIX floor

コンパクトに混ぜたりできる小型なものから、一台完結型まで多種多様にあるマルチエフェクター。
NeuralDSPのQuadCortexには大分お世話になりました。

昔に比べたら圧倒的に音もよく操作性も良くなって、プロのアーティストの方やスタジオミュージシャンの方も利用するようになった印象ですね。
ここ10年で一番進化したカテゴリなのではないでしょうか。

物によっては高いので、10万20万はあたりまえですが
コンパクトに比べたら正直割安。

自分のスタイルと時代にあった機材を選ぶことが大事

さて、ここまで所感をざっくり書きましたが
じゃあDTMerにとって一番の選択肢はどれなんだろう?ということです。

選択肢を選ぶための材料は以下だと思います。

  • 自分のやりたい曲のジャンルはなにか

  • お財布的な余裕はあるか

  • ライブなど持ち運ぶことはあるか

大きくこの3点ですかね。

コンパクトで揃える場合

ワウ、コンプ、オクターバー、ブースター、OD、Dis、Fuzz、ディレイ、リバーブ、アンプシミュ、モジュレーション、プリアンプ、EQ。。。。
簡単にあげただけでもこれだけあり、コンパクトでこれをすべて補おうとすると10万20万じゃ足りなくなります。
そしてライブやスタジオに入るときに持っていくのがとても億劫。

通常のバンドサウンドであれば、4〜5+コンパクトマルチで収まるのでそこまで大きいボードにはならないのですが、POPとかやり始めたらもう大変なことになります。
自分がそうでした。

なのでDTMerとしては選択肢にあまり入れないほうが良いかもしれないと個人的には思います。

Kemperで揃える場合

前述しましたが、エフェクト系に弱いです。
最近良く見るのはKemper+コンパクトorマルチのハイブリッド。
スイッチャーでKemperを操作して、クリーン〜歪、空間系辺りはKemper、それ以外はコンパクトないしマルチで行うと。
たまに歪もコンパクトにして、なぜKemper使ってるんだろうって方もいらっしゃいますが…。

それでもコンパクトを揃えるよりかは割安で、機動力もそれなりでDTMerとして選択肢には入る気がします。
持ち運びとかしないなら、ラックタイプ一つあれば十分。

ついこの間、ストンプ型のkemper profiler playerも出ましたし
いまそれなりにホットですよね。


マルチエフェクターで揃える場合

最近の流行りは結構POPに寄っていて、ギターもベースも単純なサウンドだけでなく多種多様な音を求められることも多いです。

いろんな飛び道具を使うとなってくるとハイエンドマルチはとても相性が良い。
1台でほぼ済むし機動力もある。
値段も上を見れば霧はないですが、BOSSやMooerなどのフラグシップは10万前後で購入できる。

デジタル臭いという人もいまだいますが、正直、個人的にはそんなに気にならないと思ってます。

あとは曲ごとに保存できるのがすごい助かりますね。
一瞬で呼び出せる。時短がえげつない。持ち出してもラインは同じ音にほぼできるし。

1番DTMerに適した機材だと思います。

音の違いはリスナーには届かない

これもよく言われますが、正直あまりにも酷い音質じゃなければ音へのこだわりは作り手の自慰行為です。
コンパクトを使おうが、Kemperを使おうが、HELIXを使おうが大半のリスナーは分からないです。
音源聞いて「歪は◯◯で空間系は◯◯で〜」とか絶対わかんないですよね。
あと音圧がとかそのあたりも基本的にはミックス段でどうにでもなります。

インストなどでは伝わるかもしれませんが、J-POPなどのボーカル入りアンサンブルなどではもってのほか。

ライブはまた別ですが、それも最近はアンプレスが主流になってきてますからそれこそ時代が変わってきているのでしょう。

個人的な結論

ということで、10年以上色々と音楽活動をしてきた個人的な結論は
「マルチエフェクター」がDTMerには最強、という結論に至りました。
ちなみにペダル付き。

1台あればいい、お財布に最強、音も悪くない。機動力もある。

今まで集めたコンパクトは引き続き使うでしょうし、マルチ+お気に入りの歪という選択肢も出てきますし、気になる新商品あれば普通に買いますが。

びば機材沼。


おわりに

さて、なぜこんな記事を書いたかと言うと
ついこの間までKemper・コンパクト・NeuralDSPで行ったり来たりしてたのですが
セールで安くなってたHELIX floorを購入したら、もはや全部こいつでいいのでは?という結論に至ったので書きました。


HELIXいいですね。
操作性良し視認性良し。エフェクターの種類も多い。
ちょっとでかいし重いけど。

元々使っていたNeuralDSPも、小さくて軽くてとても良いのですが
欠点的がいくつかあって
・PCエディタが使いにくい
・ペダルを増設しないといけない
・アサインしてできる操作が少ない
・タッチパネル動作がやっぱり重くなる
・小さいが故に狭い
・高額だからか、軽いのに雑に扱えない
こんな感じだったので、今回HELIXを導入して個人的には正解でした。

さて、次回は年末に2023年買ってよかったものを書こうと思います。
DTMのプラグイン・音源中心になると思いますが、今回のHELIXとコンパクトエフェクター、機材など紹介できれば。

それではまた!


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