見出し画像

寂しがり屋の不愛想

以前、7年程、交流会の幹事を毎月やっていました。




まぁ、その間も色々あったのですが(笑)、
終盤の数回に参加してくれた、一人の女子がいました。



彼女は、当時20代前半だったと思います。



呼べば快く来てくれるものの、いざ会に参加すると、
物凄くムスッとしていて(笑)、誰とも会話しようとしません。



周りの数人が、気を遣って彼女に話しかけたり、
私も幹事として、時折声をかけたりしたのですが、
概ね"塩対応"という感じで、会話に発展しないのです。



2時間程度の飲み会で、彼女は結局大して会話もせず、
つまらなそうな顔で「それじゃ、失礼します」と帰っていくも、
次回の会の招待を送ると、快く参加してくれます(笑)。



そして、次の飲み会でも彼女は…(以下略)








何か、世の中色んな人がいますよね。



私も大概、普通と比べたら変人も良い所ですが(笑)、
本当に、多種多様な人が混ざり合って、
社会はできているんだなと、常々感じさせられます。



終始、上記のような調子だった彼女。



幹事として、何回かは連絡のやり取りをしましたが、
いわゆる"友達"といえる程、打ち解けることはできませんでした。



おそらく、他の参加者にとっても、それは同じだったと思います。



毎回、わざわざ時間とお金と労力を費やしてまで、
あぁいった交流会に参加して、大して会話もせずいるだけ。



誰とも会話しなければ、楽しそうな表情の一つも見せず(笑)。



普通に考えたら、「何なんだ、あの子は」ということになるでしょう。








しかし、幹事としてということではなく、
私は彼女に対して、何とも言えない"親近感"を抱いていました。




学生時代は、ほぼ人と会話もできなかった私。




自分が開いていた会以外の飲み会では、
私も、全然話せなかったりすることが多かったですし、
何となく、誰かと一緒にいたいという思いもありました。



また、誰かと会話をすることに憧れはあるのですが、
あんまりしょうもない話はしたくないと(笑)。



もっと言えば、人にはあまり興味は無いけれど、
自分のことには興味を持って欲しいし(笑)、
面白い話を振ってもらった上、あわよくば仲良くなりたいと。



コミュニケーションが苦手な自分を棚に上げて、
他者には、相当に高いハードルを設けようとするんですよね。



あの会を7年間、毎月やっていた時は、
幹事としての仕事で、毎回てんやわんやだった為、
あまり、彼女に対するケアも十分にできませんでしたが、
もう少し、分かり合うことはできたのかなという気持ちもあります。






何か、漠然と思うことなのですが、
こうした所にも、ニーズが潜んでいる気もします(笑)。





人には興味ないけど、自分には興味を持たれたい。


会話はしたいけど、しょうもない会話はしたくない。


不愛想だけど、誰かに愛されたい。





彼女位まで行くと、ちょっと度が過ぎているかもしれませんが(笑)、
多かれ少なかれ、上記3つに当てはまる人は多いように思います。






改めて、聴き手ありきの会話、聴き手ありきの社会だなと、
こうした経験も含め、思い知らされる日々です。




人に興味を持つことが大事、というよりも、
"自分にしか興味が無い人が多い"のかもしれません(笑)。




その社会の中で、より有利にコミュニケーションを進める上で、
相手への興味や、聴く力が問われて来るのでしょう。






我ながら、今日も酷い文章でしたね(笑)。



飲み会でニコリとも笑わなかった当時の彼女と、現在の私は、
未だに五十歩百歩といった所でしょう。日々是反省です。

その100円玉が、誰かの生きがいになります!