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#よんなな朝の歌 ’23.9⑤・10①


2023.9.25 LINDBERG「every little thing every precious thing」

おはよんなな。小さなことが大事なこと、本当にその積み重ねがシンシアリーに繋がるんだよね。小さなことでも、そのものの良さに気づいていけたら愛は深まるはず。そしてこの歌…壮大さに息をのむ。
午前6:47 · 2023年9月25日

 朝の歌を決めかねた時に、題名を見て「ハッとした」。幸せなどはすべて、大きなものを目指しがち。本当は小さな幸せの集合体が大きな幸せに繋がっているのだけれどもね。
 小さな幸せは何気ないからこそ、見逃す。それ以上に小さな不満はいつも積もっていく。そのうちに幸せはどこかに消えていき、うたかたの幸せに苛まれる。
 幸せや喜びを感じられなくなったら、終焉の始まりなのだろうか。ただし、置き去りになったものが本当は一番大事なものだった…ということにはならないようにと思う。

2023.9.26 山根康広「Get Along Together」

おはよんなな。ド直球のラブソング、この曲を聴いたときに不意に言葉に出たのがそれで。何度か結婚式に呼ばれて歌ったな。大抵、酔って熱唱するから後々聴けたもんじゃないけど(笑)。そういう練習することも少なくなったな。
午前6:47 · 2023年9月26日

 ある世代以上だと、この曲は結婚式の鉄板曲だった気がする。死んじまった元上司と、先輩の結婚式で歌うなんてことがあったなとか、ふと思い出して。
 結婚するということの意味を、いつも思う。本当は結婚なんかしなくてもいいのかなとも、ふと思ったりもする。そもそも「結婚」って何か、とを問うてしまう。
 ただ、死んじまった元上司は人生ずっと独身を通してしまった。自分の生い立ちを通して、若くして厭世の念もあったのかなと、いま思う。そのうえで、先輩を祝う歌を熱唱したのだから、あの人は大した人だった。

2023.9.27 久松史奈「天使の休息」

おはよんなな。1990年代前半のガールズポップ全盛のころ、久松史奈ってカッコイイなって。この歌が「天使の休息」と言いながら「嫌なことがあったらまあ、酒飲もうぜ」って歌だからかな…。こんなカッコイイ姉さんと飲みたいけどね。
午前6:47 · 2023年9月27日

 久松史奈って、デビュー当時を淡く知っているけれども…かっこよかったんだよな。ちょうど思春期に入るかどうかの頃に「カッコイイお姉さん」がガールズポップを唄うトレンドがあって。その頃をバンと見せられたものだから、「年上の女性」に恋することを刷り込まれた感がある。
 かねてからその傾向の端緒に原田知世と近藤名奈を挙げているけれども、久松史奈のキャラクターによく似た方に惹かれていることが多かったと気が付いた。姉御肌が好きとは言い切らないけれども…「行くよっ!」って親指突き上げて笑顔魅せる人は好きになる。

2023.9.28 GO-BANG'S 「あいにきて I・NEED・YOU!」

おはよんなな。平成に入ってすぐの楽曲ですね。なんとなく平成に入った瞬間の能天気さを思い出してしまったのだけれども、逆説的に「昭和とは何だったのか」と思ったことも、ふとね。子供ながらに哲学的だったのさ。
午前6:47 · 2023年9月28日

 この曲のリリース日は、厳密にいえば昭和天皇の崩御から1年も満たない1989年12月27日。前年末の容態を慮る風潮から一変した世界を目の当たりにした小学2年生から3年生の僕にとっては、「昭和とはいったい何だったのか?」という問いのみが残る気持ちになったのは言うまでもなく。
 一方で、ひょっとして大人たちも「昭和」という時代は、実は重苦しさを覚えていたのかな?と。元号が変わってからの弾けた様な明るさを想う程に、その気持ちが強く横たわっている気がする。この曲は、そんな時代を映している。

2023.9.29 アリス「秋止符」

おはよんなな。金曜日の朝から聴かす歌ではないですけれども、秋の歌で一番好きなのがこれで。秋が深まるごとに思うことが多くなる、ただいつかはその物思いをどこかに脱ぎ捨てる時が来るべきで。この暗さも終止符を打つことができれば。
午前6:47 · 2023年9月29日

 秋を想う歌の中でも、この曲の無常観を超えるものはないように思う。「あの夏の日がなかったら、楽しい日々が続いたろうに」。その一節に込められた無常と寂寥は、強くインパクトを残す言葉に聞こえる。
 喪ったものに対してどれだけ強く喪失感を感じるのか、それがいつか憧憬に変わっていけばいい。だけれども、そういう心境に変わっていくには時間がかかる。そうして募っていく寂しさが消えるまでは傷心に浸ってもいいのかな。
 時は薬、その薬が心癒すまでは時間をかけてもいい。どこかで微笑みの思い出になれば。この秋の長さもまた、ね。

2023.9.30 小椋佳「夢芝居」

おはよんなな。この曲は女装のおっさん(梅沢富美男)の楽曲ではあるけれども、作詞・作曲者の小椋佳のセルフカバーはまたいい。梅沢のおっさんのねっとりとした歌声もセクシーではあるけど、この妙に飄々とした感じがいいのよねえ、名曲!
午前6:47 · 2023年9月30日

 作詞作曲:小椋佳。当初は銀行員と歌手の兼業。銀行員としては「将来の頭取は間違いない」とまで言われていたそうだが、企業人としての最終コーナーを回りかけた頃に退職。そういえば、歌を作り始めた経緯も「生きていた証を創りたい」という理由だったとか。
 「夢芝居」が制作された経緯も面白い。「小椋佳作詞作曲だったら歌う」と断るつもりで発した梅沢富美男、その話を聞いた相手が小椋佳の後輩だったディレクター。「先輩、お願いします」と頼み込んだらOKが出てしまい、歌う羽目になった…という顛末。いい加減だが何せ凄い話だ。

2023.10.1 山崎まさよし「セロリ」

おはよんなな。夏がダメだったりセロリが好きだったり、価値観はそれだけじゃないんだけれど。その擦り合わせって難しくて、それに心すり減らすのはどうかと思ったり。そんな中で「頑張ってみる」のは愛のなせる業なのかなとかね。
午前6:47 · 2023年10月1日

 価値観の違いって面白いもので、食べ物の好みや季節の好き嫌いも「同じ、違う、あ、面白い!」となるからこそ楽しいし難しい。そして、大前提として「違うから面白いんだよ」という立ち位置に立てるか否かで、人間関係も面白くなったりつまらなくなったりする。
 だからセロリが好きな子に「ええ~っ」と反応するよりは、「どうやって食べたらおいしいの?」と聞くくらいの柔軟さがあってもいい。その柔軟さとやらがまた、新しい視点を与えてくれるはずだから。
 ゆえに、「頑張ってみてよ、頑張ってみるよ」と。行き先を補正するかのように。

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