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『ソフトウェア』と『バイオテクノロジー』のコラボレーション。

近年の『AI』や『IT』、『バイオテクノロジー』は
目覚ましいスピードで進化を遂げています。

『AI』により、ロボットに複雑な処理や判断を任せることができるようになったり、『IoT』により、モノ同士がインターネット接続して連携を取る時代が来つつあります。

特に、クローン技術を使った再生医療や遺伝子治療の分野には、大きな可能性を感じます。

『成熟細胞が初期化され多能性をもつことの発見』で、2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授により、ヒトのiPS細胞が初めて樹立されました。

iPS細胞は、培養器内で大量に増やすことが可能で、心筋、肝臓、血液、神経等、様々な細胞に分化します。
以前のように胎児組織を利用することなく、ドナーの細胞から作製するので、倫理上の問題がなくなります。
また、免疫拒絶の可能性も低くなります。

上記のように、
1)AIやIT等、モノやロボットに活用する技術。
2)再生医療や遺伝子治療等、ヒトに活用する技術。

は、想像が追い付くのですが、最近は、この1)と2)を組み合わせたような技術も研究されているようです。

人とコンピュータ・ソフトウェアの一体化により
不可能だったことを可能にするHuman Augmentationです。

Human Augmentationとは、
『コンピューター・ソフトウェアによって、ヒトの能力や機能をより強化し拡張させること』
です。

*JIG-SAW株式会社 HPより引用。

『IoA(Internet of Abilities:人間の能力拡張)』の一環の取り組みであり、壊れた視細胞機能をソフトウェア制御にて代替することで、失明した方の視覚を回復するプロジェクトのようです。

インターネットにより世界中のモノがつながる『IoT(Internet of Things)』にとどまらず、あらゆる物質や細胞にまでにリーチする『IoE(Internet of Everything)』や、人間の能力を拡張させる『IoA(Internet of Abilities)』
までを視野に入れて、研究が行われてるようです。

要は、テクノロジーと人間の実質的な統合により、
人間の五感(視覚・聴覚・味覚・臭覚・触覚)の拡張を目指している
そうです。

最近、嶋村吉洋さん(ワクセル主宰)から、
このような未来技術に関しての最新情報を聞くことが多いので、ボク自身も興味を持ち始めました。

ボクたちは、本当に、凄い時代に生きているんだなと思います。

ただし、
『凄い時代に生きること』と『自分が凄くなること』は別物だと思います。

人には、
『観客』
『評論家』
『プレイヤー』

という、3つの立ち位置があります。

どの立ち位置で生きていくかにより、人生が大きく変わると思います。

技術革新の可能性に期待しつつ、
いち経営者、いち『プレイヤー』として、自身の事業を通じて健全に努力を積み重ね、理想の社会と未来の実現に貢献していきます。


向山雄治

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